国宝 長寿寺 本堂 (滋賀県湖南市)長寿寺 本堂 国宝 鎌倉前期 HOMEに戻る | |
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(歴史)長寿寺の創建についてははっきりしないが、寺伝によると、聖武天皇の天平年中(729〜748)に、
聖武天皇の勅願により良弁僧正が建立したという。
国宝に指定された本堂は、創建時期ははっきりしない。 その建立形式により鎌倉時代前期に建てられたものとみられるが、平安時代極末期とする説もある。 桁行5間、梁間5間、屋根一重寄棟造、向拝3間檜皮葺、4面廻廊という天台伽藍には珍しい 当時の和様仏堂の代表的建築である。 実験的企画 国宝建築評価チャート図国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化(※)評価基準 ○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。 ○美しさ 見た目の美しさを点数化。 ○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。 ○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。 以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。 (国宝建造物訪問日記)この日は『国宝・湖南三山めぐり』紅葉探訪−秋に色づく天台古刹へようこそ−というイベントが行われており、
湖南三山である長寿寺と、常楽寺、善水寺の各寺では、特産物の販売や、イベント等が催されていた。
JR草津線「石部」駅を下りた私は駅前で、コミュニティバスめぐるくんが停車しているのを見つけたのだが、
路線バスとしてはかなり小さなマイクロバスだった。
しかしまだ数人しか乗っておらず、発車時刻まで少し時間があったので、
すぐには乗り込まず、行きと帰りのバス運賃の小銭を用意するために、自販機でコーヒーを買い、
千円札を小銭にくずしておくことにした。
とにもかくにも私は拝観料きっちり450円をはらい、境内へはいりすみずみまで見学した。
初回訪問日&撮影日 2016年11月21日
(※国宝建造物撮影ポイント)外観撮影自由 |
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@山門 |
A参道 |
B白山神社 白山神社は、古来より長寿寺の鎮守社だった。 祭神は白山比盗_を祀る。 |
C白山神社拝殿(重要文化財) 現存の拝殿は、その様式によって室町時代後期の建造と認められる。 正面3間、梁間3間の方形平面に屋根は入母屋造の桧皮葺。 柱上に舟肘木をのせ、垂木は一軒疎割りとした 簡素な構造。 各柱間に格子戸を備える。 滋賀県内の拝殿の中では、御上神社拝殿に次いで古い。 |
D白山神社本殿 |
E三重塔跡 もともとこの地には三重塔があったが、織田信長によって安土城山中のハ見寺に移築される。 |
F本堂に続く参道 |
G石造多宝塔 日本最大級の石造多宝塔で高さ3.6mある花崗岩の石塔。 鎌倉時代に建てられた。 |
H石造多宝塔 |
I鐘楼 |
J弁天堂(重要文化財) 弁天堂は、天文19年(1550)建築。 形式は1間堂の正面に軒唐破風を付け、屋根は入母屋造の桧皮葺。 |
K弁天堂(重要文化財) 小規模ながら優雅な外観 |
K本堂(国宝) |
L本堂(国宝) |
M本堂(国宝) |
N本堂(国宝) |
アクセス
JR草津線「石部」駅下車、コミュニティバスめぐるくん「石部循環線」長寿寺下車すぐ 駐車場 有 国宝建造物巡礼ドライブ難易度(★) (★)・・・・・・・・・・非常に易しい (★★)・・・・・・・・易しい (★★★)・・・・・・ふつう (★★★★)・・・・難しい (★★★★★)・・非常に難しい 国宝巡礼おすすめアクセス方法 バスの便数は少なめ。自動車によるアクセスがいい。 日によってしまってる場合があるので、拝観は事前に予約をした方が確実。 11月下旬の紅葉の時期、国宝湖南三山めぐりのイベント時なら確実に開いているので、 その時期に拝観するのがおすすめである。 滋賀県湖南市東寺5-1-11 |
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