日吉神社 三重塔
重要文化財
(室町時代)
24.7m

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日吉神社 三重塔 Hiyoshi Shrine

日吉神社は、817年(弘仁8年)最澄によって創建され、。 近江坂本の日吉大権現を主神として7柱の神を祀っているという。
 三重塔は、永正年間斉藤利網が建立し、天正13年(1585年)稲葉一鉄が修造したもので、 室町時代の建築様式を今に伝えている。
 明治の廃仏毀釈の際に、この三重塔は、住民の努力により取り壊しを免れ、神社に残る 数少ない仏教建築として現存することとなった。


(仏塔訪問日記)

2011年2月23日、新長谷寺では満足な写真が撮れなかったので、この日吉神社では思う存分、写真を撮ろうと息巻いて行ったのだが、 工事中のネットが張られ、全く撮影できなかった。

途方にくれていると、近くで見ていたお婆さんがこちらに寄ってきて、私に「お兄さんどこの高校?」と聞いてきた。

・・・お年寄りから見たら、40近くのこんなおっさんでも、高校生と大差ないのかな〜?って、しんみり思いながら、 「高校生じゃないです。社会人です」。って答え、大阪からわざわざ三重塔を撮りに来たことを伝えると、 「ああ、この間、雷が落ちてねぇ〜。3月下旬には工事が終わるみたいだよ。 せっかく遠いとこまで来て残念だったね〜。立派な三重塔だよ。またおいでね。」 と教えてくれた。
 さすがは地元の人たちに愛され続けた三重塔である。そのお婆さんの話を聞いても十分それが 伝わってきた。

後日、ここに再訪すると、工事も終わり見事なその雄姿を見ることができた。
 その均整のとれた姿は、神社の荘厳な雰囲気にとてもよく似合っていた。 明治における廃仏毀釈の蛮人たちから、地元住人達が必死にこの塔を守ったという話も十分に うなづける。


初回訪問&撮影日 2011年02月23日

二回目 2011年06月09日


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2011年2月23日に来た時は工事用ネットが







2011年6月9日再訪。工事が終了し見事な姿に
交通アクセス

養老鉄道揖斐線「広神戸駅」徒歩5分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

(おすすめアクセス方法)
電車、自動車ともに行きやすい

(住所)
岐阜県安八郡神戸町大字神戸1

より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示

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