成相寺五重塔

成相寺は、文武天皇の勅願所として慶雲元(704)年に真応上人が創建したと伝えられている。
 五重塔は、1998年(平成10年)に完成した新しい塔だが、鎌倉時代の建築様式を再現した木造塔である。


(仏塔訪問日記)

成相寺は成相山の中腹にある山岳寺院だが、山道はそれほど狭くなく、寺までは楽に自動車で行けた。 しかし、成相寺からさらに上にある『日本一のパノラマ展望所』へは、道幅は狭くないのだが、未舗装の道路が続くので、車高の低い車 、特にエアロカーなどでは絶対行かない方がいいだろう。今時、エアロカーなるものに乗ってる人がどれだけいるのかどうかは不明ではあるが・・・。

五重塔に関しては平成10年に竹中工務店が、本格木造で建てた新しいものである。

昭和の63年間には、数多くの鉄筋コンクリート造りの五重塔が建てられてきた。 しかし、平成に入ってからは逆に鉄筋造が減り、 この成相寺五重塔のように、木造の五重塔の依頼が増えているようだ。

鉄筋コンクリートの建物の耐用年数は所詮、100年も持てば良い方だという。諸説あるようだが何にせよ、法隆寺五重塔のように1000年以上も 建ち続ける事は100%不可能であろう。そういう意味で、平成に入って木造の五重塔の依頼が、鉄筋コンクリート造の依頼を 上回ったのも当然といえば当然の結果であろう。


初回訪問&撮影日 2010年12月11日


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本堂(京都府指定文化財)


撞かずの鐘


五重塔


パノラマ展望所から見た天橋立

交通アクセス

北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」下車。観光船に乗車し一の宮桟橋に出て、ケーブルカーまたはリフトで山の中腹にある傘松公園に向かい、そこから山門までは丹後海陸交通の運営する登山バス

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 ふつう(★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

京都府宮津市成相寺339
おすすめアクセス方法

駐車場も整備されてて寺までは道も悪くないので自動車がおすすめである。  冬場は雪が多いので注意。

あと、寺から展望所までは、未舗装の道が続くので、車高の低い車では行けない。