国宝 蓮華王院(三十三間堂)本堂 (京都市東山区)


蓮華王院(天台宗)
本堂(三十三間堂)
国宝
1266年(文永03年)

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(歴史)

蓮華王院は、長寛2年(1165)、この地にもともとあった「法住寺殿」の一画に、平清盛が後白河上皇の命令により、造進 したという。 しかし約80年後に焼失。 すぐに復興に着手し、文永3年(1266)に再建されたのが、現存するこの三十三間堂である。
 この120メートルもある長大なお堂は、和様の入母屋・本瓦葺。 正面の柱間が33あることから「三十三間堂」と称され、堂内には1001体もの観音像がまつられている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

蓮華王院三十三間堂は、平清盛ブームのあおりで非常に多くの観光客で賑わっていた。  その長大な建造物の素晴らしさはもちろんのことだが、圧巻なのはやはり、堂内の貴重な仏像の数々だろう。  堂内中央に本尊千手観音坐像を安置。 その左右には長大な階段状の仏壇があり、 1,001体の千手観音立像が並ぶ。 内陣の左端に風神像、右端に雷神像を安置。 千体仏の手前には二十八部衆像が横一列に並び、 二十八部衆像のうち四天王像4体は本尊の周囲に配置されている。
 特に二十八部衆像は、それぞれが全く異なった像であり、四天王像や仁王像などお馴染みのものから、婆藪仙人や摩和羅女など、 人間の老人の姿をしたものまで、一体一体が非常に個性的である。
 この日は閉館時間が近かったので駆け足の参拝だったが、いずれまたゆっくり参拝に来たい。


初回訪問日&撮影日 2012年06月07日

(※国宝建造物撮影ポイント)
外観は自由に撮影可能





南大門(重要文化財)

太閤塀(重要文化財)
アクセス
京阪電気鉄道「七条駅」から徒歩5分

駐車場 有

国宝建造物巡りドライブ難易度 (★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

国宝建造物巡りおすすめアクセス方法

駅から近いので公共機関の利用がおすすめ

住所
京都市東山区三十三間堂廻り町657


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