酒見寺 多宝塔
重要文化財
1662年 江戸時代
15.4m

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酒見寺 多宝塔 Sagamiji Temple

天平17年(745年)、酒見神社の神託を受けた行基が聖武天皇に奏上し、寺号を酒見寺として開創したと伝わる。 その後二度の全山焼失の後、江戸時代初めに現在の形の伽藍が再建されたという。
 多宝塔もその時に再建されたものだが、この「多宝塔」が珍しいのはその極彩色よりも、屋根は上重が桧皮葺き、 下重が本瓦葺きで葺き方が異なっている点であろう。このような屋根は他に類型がなく非常に珍しいといわれている。


(仏塔訪問日記)

私は基本的に車で狭い道を通行するのが、あまり好きではない。初めて行く場所ならなおさらである。 酒見寺の場合、近くに大きなイオンモールがあったので、そこに車をとめてから、歩いて酒見寺へ行った。

そこで写真を撮ろうとすると既に先客がいた。それは、明らかに私より格上とおぼしめき、仏塔写真マニア風の方で、 巨大なカメラであらゆる角度から、この多宝塔の写真を撮っていた。

私は酒見寺のようなカラフルな仏塔を見るのは初めてだったので、かなり興奮して撮り始めたら、 その写真家はあっという間にいなくなった。

この日はあまり天気がよくなかったので、私の写真では多宝塔の鮮やかさが伝わらないと思うが、 こういう組物を鮮やかに彩色された仏塔は、関西ではあまり見かけず、貴重であろう。


初回訪問&撮影日 2010年4月11日


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交通アクセス

北条鉄道 北条町駅 徒歩15分

駐車場数台程度有

仏塔巡礼ドライブ難易度 (★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条1319
おすすめアクセス方法

自動車の場合、酒見寺周辺は道路が狭くて駐車場の場所も分かりにくいので注意。
近くのイオンモールに駐車し、買い物ついでに歩いて立ち寄るのが簡単かもしれない。





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