世界平和大観音十重塔 Sekaiheiwadaikannon

寺名は豊清山平和観音寺。地元出身者の奥内豊吉氏が事業で財を成し、1982年に観音像や十重塔、 自由の女神像などが建立されたという。
 しかし、宗教法人としての認可は得ておらず、内部はお寺というよりも、氏のコレクションを展示する博物館といえるものだった。
 最盛期には一日2000人の観光客が訪れることもあったが、管理のお粗末さにより観光客が徐々に減り、 2006年に閉鎖された。
 現在は処分もされずに、巨大な廃墟と化す。
 この十重塔は内部が吹き抜けになっており、ハリボテ的造りである。最上重の屋根が台風で 飛ばされ、無残な姿と化しているが、これは閉鎖前に既に飛ばされていたという。


(仏塔訪問日記)

この日、友人と三人で淡路島ドライブしてたら、目前に巨大な観音様とこの塔が見えてきた。

当初、この場所は私のドライブコースに含まれてなかったのだが、仏塔好きを自称する私が、こんな摩訶不思議な仏塔を素通りするわけにはいかず、 立ち寄って撮影してみた。

一見十重塔だが、最下重だけ大きさが違うので、裳階と見るべき・・・?だったら九重塔か?
 ・・・いや、そもそもハリボテであるこの塔に塔層と裳階の構造上の 区別があるわけがないので、十重塔でいいのか・・・等々、どうでもいいことを考えながら、 台風で最上層の屋根を飛ばされた無残な姿の仏塔を、しばらくの間眺めていた・・・。

この場所を後にして、友人撮った数枚の写真を眺めていると、そのうちの一枚に不可解なものが写っていた。
 一番下の写真を見て欲しいのだが、観音様の台座の下の森の中に、子供を抱いた女性が立っているように見えないだろうか?
 私は、心霊写真の類は信じない方であり、まあ、こんなに全身緑色の人がいるわけもないし、こじつけと言えばこじつけなのだが、それでも、なんだかその姿に、神々しさみたいなものを感じてしまったので、 当ホームページのテーマとは全く関係ないが、発表 させていただいた。

それにしてもなぜこの場所で・・・。


初回訪問&撮影日 2010年07月18日





世界平和大観音像

友人と何枚か撮った世界平和大観音の写真の一つ
台座の下の囲いの部分を見て欲しい

左の写真の拡大図
子供を抱いた女性の姿に見えないだろうか?
もし本当に人だったら、身長は10m以上あるかも?
交通アクセス

自動車で淡路インターチェンジから南へ約11km。約15分。

駐車場 空いている場所にテキトーにとめた。

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所
兵庫県淡路市釜口2006
おすすめアクセス方法
淡路島は鉄道が走っていないので、自動車によるアクセスがいい。
現在は閉館しているので中に入ることはできず、外から眺めるのみである。 ただし廃墟なので、いつまで存在しているかは分からないので注意。