国宝 東大寺法華堂(奈良県奈良市)


東大寺(華厳宗大本山)
法華堂(三月堂)
国宝
747年天平19年頃

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(歴史)

東大寺は728年に聖武天皇が建立した金鐘寺を始まりとする。  そこで天皇は、良弁(のちの東大寺初代別当)を筆頭に智行僧九人を住持させる。  741年に聖武天皇自身が各地に国分寺の建立を命じた際、金鐘寺を大和国分寺として金光明寺と称した。  745年に大仏をはじめ伽藍の造園が開始された時期に東大寺という名称になる。
 「三月堂」の通称で知られる法華堂は、東大寺境内東方の丘陵部に位置する、不空羂索観音立像を本尊とする仏堂である。 東大寺の中でも法華堂や二月堂、開山堂などがある東方丘陵部の一画は「上院」と呼ばれ、大仏開眼(752年)以前から東大寺前身寺院が あった場所として知られ、法華堂はその主要堂塔として存在していた。 東大寺の建造物の中で奈良時代より現存するものは、転害門と本坊経庫、そしてこの法華堂のみであるが、 仏堂で現存しているのはこの法華堂のみである。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

法華堂は、東大寺境内で最も古く大変貴重な建造物だが、私のような素人が、そういう前情報の無い状態でこの建物を見ても、 古いものなのかどうなのか分からないであろう。
 もしこの東大寺法華堂クラスの古くて貴重な堂塔が、 他の都道府県の一寺院に存在したら、これを観るだけで参拝料を徴収し、観光ガイド等で大々的に宣伝されるかもしれない。  それほど超A級クラスの国宝建造物が仰々しく宣伝されず、境内の目立たない場所にさりげなく存在しているあたり、 奈良の大寺院のその古さ・貴重さは、他の都道府県の寺院とは一線を隔している。


初回訪問日&撮影日 2012年01月15日

(※国宝建造物撮影ポイント)

色々な方向から自由に撮影可能



アクセス
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

近鉄「奈良駅」から徒歩20分

駐車場 周辺に有料駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

奈良市雑司町406-1


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