夜のライトアップされた五重塔

桜の時期の五重塔

東寺(教王護国寺) 五重塔
国宝
(1644年 江戸時代初期)
54.8m

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東寺(教王護国寺)五重塔 Toji Temple

794年、桓武天皇が平安京へ遷都した際に、羅城門の東西にそれぞれ大寺を置いた。 その一つ、この東寺は、現在ももとの場所にそのまま残っていて、一級史跡に指定され、世界遺産にも登録されている。
 東寺というより、京都の象徴として親しまれているこの五重塔は、 826年の弘法大師創建着手に始まり焼失すること四回、現在の塔は、1644年に徳川家光の寄進によって竣工したもので、 55mという高さは、現存木造塔中、最高を誇る。


(仏塔訪問日記)

近鉄京都線東寺駅を降りて1号線沿いを数分歩き、九条大宮の交差点に差し掛かった瞬間、急に眼前に 飛び込んでくるまるでCGのような超巨大五重塔・・・。 はやる気持ちを抑えて一枚目の写真を撮った後、この被写体の迫力が少しでも伝わるように撮ろうと、ワクワクしながら境内へ向かう。 境内の塔のそばまで来て、いくつか写真を撮るが、どうも納得の行く写真が撮れない・・・。 天気がよく、それ程逆行でもないのに撮っても撮っても、どうしても軒裏の組物などが真っ黒に潰れてしまうのである。 仕方が無いから塔のふもとまで行けば、なんとか細部を写せるが、塔が巨大すぎるので、上部が見えない見上げたアングルの写真になってしまう・・・。 他の写真の出来が、あまりに悪かったので、昼間と夜間に撮影したそれぞれ一枚しか発表できなかったことは残念である。 カメラ素人の私にとって、写真の撮りにくさでは五本の指に入る仏塔の一つだった。

後日テレビ番組『みやね屋』(2010年10月4日放送分)でレポーターがこの日本一の五重塔の最上階まで登るという企画をやっていた。
木造日本一の高さの迫力は、テレビを通じても十分伝わってきた。


初回訪問2009年12月5日(写真撮影2010年4月17日)


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住所
京都市南区九条町1番地

近鉄京都線「東寺駅」下車徒歩5分

駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法
周辺道路は渋滞していることが多い。 近鉄東寺駅から近いので電車がおすすめ。
他の地方から来る人は、新幹線『京都駅』から直接歩いても20分程度。



より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示




実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。