ツインアーチ138 (〒491-0135 愛知県一宮市光明寺字浦崎21番地3)





2018年02月02日撮影

ツインアーチ138
高さ138m(展望台100m)
平成07年(1995年)
全日本タワー協議会加盟タワー

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(歴史)

ツインアーチ138は、国営木曽三川公園の138タワーパークのシンボルとして、平成7年(1995年)に建てられた。  それは、高さの異なる2本の双曲線アーチと、中央のエレベーターシャフトからなる特殊な形状をしており、 「木曽三川の雄大な流れ」を象徴しているのだという。
 タワーの高さは一宮市にちなみ、138m(展望室は100m)であり、アーチ式のタワーとしては日本初の建造物で、 東洋一の高さを誇る。
 展望タワー本体は鋼板BOX構造であり、その工法は全国でも珍しい『リフトアップ工法』 (別名タケノコ工法)を採用。  それは、まず展望会を含むタワー頂部を地上で先組し、油圧ジャッキで党全体をリフトアップし、 下部に部材を継ぎ足していくというものである。  最終的に計19回のリフトアップを経た後完成したこのタワーは、平成7年の4月にオープンした。


(タワー訪問日記)

この日は全日本タワー協議会加盟タワーのうち、セントラルブロックの三つのタワー、 (ツインアーチ138、名古屋テレビ塔、東山スカイタワー)を巡るために、 電車に乗って愛知県までやって来た。
 まず新幹線で名古屋駅に到着し、そこから最初の目的地であるツインアーチ138がある一宮市へ。  名鉄一宮バス停から8時34分発のバスに乗って、約30分程度で138タワーパークバス停に到着した。  到着時刻は9時。 ツインアーチ138の営業時間は9時30分からなので、まずはツインアーチ138を撮影しながら、 公園内をぐるっとまわってみることにした。
 このタワーは、バス停を降りて正面玄関側から見ると逆光だったので、逆方向にまわってみたのだが、 やっぱりデザイン的に、逆行とはいえ、正面から見たほうがしっくりくる感じだった。

ところでこのツインアーチ138についてだが、私はこの日初めて見たというわけではなかった。  実は、遠くからであるが、過去に何度もこのタワーを見たことがあったのである。
 というのも、私は20代の頃、スノーボードを趣味としていたのだが、 関西在住スノーボーダーにとって、前日の夜に出発して、日帰りでスノーボードに行くとなると、 岐阜県の白鳥エリアが定番中の定番となっており、そのエリアへ向かう道中、 まず名神高速にを走り、一宮JCTを左に曲がり、東海北陸自動車道を北に行くと ほどなく右手に見えてくるのが、この『ツインアーチ138』だったのである。
 その巨大で異様なタワーは、どんなに運転に集中していても、認識できるほど、とても個性的で目立つものであり、 この塔は一体何なのかと、気にはなっていた。
 それはまるで、白鳥エリアの過酷な雪の世界へ続く東海北陸自動車道のスタート地点近くに建つ、 巨大メインゲートのようにすら思えたのだが、当時の私は、まさか自分が何十年後かに、にこのタワーの展望台に上るために、 わざわざこの場所に来ることになるとは、思ってもいなかった。
 結婚して以来、もう何年もスノーボードには行ってないが、このタワーを見ると、 今ではほとんどが疎遠になった当時の友人たちと行ったスキー場での出来事が、走馬灯のように思い出され、 何とも感慨深い気分になった。




記念メダル


初回訪問日&撮影日 2018年02月02日


@バス停付近から見たツインアーチ138

バス停の周囲は駐車場で何もないので、とても目立つ。  こういうある種、有り得ない形状のタワーは、実際の高さよりも高く見え、その塔がある風景は、 大変異様な感じに見える。 大阪の大平和祈念塔にも通ずるものがある。


Aセントルイスゲート

アメリカミズリー州セントルイス市にある、アーチ式タワーとしては最も高い 「ゲート・ウェイ・アーチ」(高さ192m)の20分の1ミニチュア。 ツインアーチ138と同様、 アーチ式のタワーであり、姉妹タワーとして、今後、セントルイス市との国際的友好親善を深めていくために 建てられた。


Bセントルイスゲートとツインアーチ138

ちなみに、本家のゲート・ウェイ・アーチは、タケノコ工法ではなく、 タワー下部の左右それぞれを下から建てていき、最後に上部でドッキングするという工法である。  それはそれですごい。


Cつどいの広場の希望の塔

つどいの広場は大きな屋根があり、強い日差しや雨を避けて安心して集える広場である。  そこに隣接する希望の塔周辺は、もともと植栽庭園迷路があり、ブロック舗装のデザインでその面影を再現しており、 現在でも塔の上から迷路を一望できる。


D下から見上げたツインアーチ138

受付でスタンプを押印し、記念品をもらいエレベーターへ。  写真の丸い部分の展望台にはあっという間に到着。 展望台は案外狭く、すぐに一周できる。  ここで記念メダルを購入。 十円玉が無かったので、刻印はできなかった。  9時30分に展望台に入ったが、そんなに長い時間滞在するようなものでもなかったので、 9時55分の帰りのバスに間に合うように、早々と降りていった。  もう少しゆっくりしてもよかったのだが、そのバスを逃すと、10時55分までバスが来ない。  とてもじゃないがその時間まで、この場所で時間を潰せそうになかった。


E展望室からの眺め@

岐阜方面のタワーマンションが2棟見え、その背後に雪山の山脈が連なる。


F展望室からの眺めA

遠くに見える見るからに高そうな雪山はなんていう名前の山なのだろう?


G展望室からの眺めB

広大な濃尾平野の眺め。 私の住む大阪平野よりも遥かに広く、地平線が見えそうですらある。

交通アクセス
名鉄一宮駅・JR尾張一宮駅前より、
名鉄バス「一宮総合体育館行き」で約30分、
「138タワーパーク」下車。

駐車場 あり

タワードライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法

どちらでもかまわない

住所
〒491-0135 愛知県一宮市光明寺字浦崎21番地3

地図18番

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