備中国分寺 五重塔
重要文化財
(江戸時代後期)
34.3m

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備中国分寺 五重の塔 (Bicchu-kokubunji Temple)

備中国分寺は、聖武天皇の発願によって創建された国分寺の一つであるが、 建物は南北朝時代に焼失したと伝えられ、現在の建物は江戸時代中期以降に再建されたものである。
 弘化元年(1844)ごろに完成した五重塔は、 屋根の上層と下層の逓減が小さいうえに、相輪も短く、典型的江戸時代後期の様式である。


(仏塔訪問日記)

初日、大滝山福生寺真光寺に行って、桃太郎アリーナでバレーボール観戦をして、 岡山市内の安ホテルで宿泊した二日目、最初に訪れたのがこの備中国分寺である。

二日目は一日かけて、岡山県から広島県にかけて10箇所もの仏塔を、車で回る計画を立てていたのだが、 一つ目にしてかなりインパクトの高い仏塔が目に飛び込んできた。
 彼方まで広がる田園地帯に、関西ではあまり見かけないタイプの、上重にかけての逓減が一際小さい五重塔が高く聳える。

境内に入ると、かなり仏塔好きと見受けられる初老の紳士が、あちこちからこの素晴らしい被写体を撮っていた。
 友人が、「将来のお前の姿じゃない?」と皮肉っぽく言っていたが、私は同じ仏塔好きな人なら、遥か年上の人でも、一緒に全国を 回ってみたい思いがする。
 交通費を出してくれそうだからとか、そういう浮ついた理由ではないのは言うまでもない・・・。
 あまりに素晴らしい仏塔だったので、普段はあまり買う事がない、仏塔ポストカードを購入しようと思ったら、 朝早すぎて売店が閉まっていた。


初回訪問&撮影日 2010年08月16日


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交通アクセス

JR西日本伯備線「総社駅」から中鉄総社バス・総社 山手循環線「吉備路もてなしの館」バス停から徒歩3分
または「総社駅」からタクシーで10分

駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

(おすすめアクセス方法)
駅から遠く、バスの便も少ないので自動車によるアクセスがおすすめである。

(住所)
岡山県総社市上林1046

より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示



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