知恩院(浄土宗総本山)
多宝塔
14m
指定無
(1958年 昭和)

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知恩院 多宝塔 chion-in Temple

知恩院は、浄土宗の宗祖・法然が、東山吉水、現在の知恩院勢至堂付近に営んだ草庵をその起源とする。 法然の死後、延暦寺の宗徒に破壊されたりするも、弟子の勢観房源智によって 知恩院としての伽藍が築かれた。その後も応仁の乱等により壊滅し、現在残っている建築物の大半は、 江戸時代初期に、浄土宗に帰依する徳川氏によって整備されたものである。
 この多宝塔は七百五十万霊塔と呼ばれるもので、1958年に建てられたコンクリート製のものである。


(仏塔訪問日記)

知恩院はわが国最大の木造二重門である『三門』と、『御影堂』が国宝に指定され、他にも多くの建造物が重要文化財に指定されている かなりスケールの大きな寺院である。
 この多宝塔に関しては、公式ホームページでも紹介されておらず、知恩院の中ではどちらかと言えばマイナーな建造物である気がする。
 数多くの国宝や文化財を有する知恩院へ、私のように、この多宝塔の撮影を目的に来るのは一体どれだけいるのだろう?  この日は京都市内の仏塔を、『金戒光明寺』→『真正極楽寺』→『禅林寺』→『知恩院』→『法観寺』→『清水寺』→『今熊野観音寺』の順で、すべて徒歩で巡る計画を立てていたので、 この知恩院だけに時間をかける訳にはいかず、多宝塔と御影堂などを撮影しただけで早々に立ち去ってしまった。 
 仏塔巡り初期のこの頃は、メインの仏塔の写真さえ撮れたら、他はどうでもいいやって姿勢だったのだが、 今にして思えば、国宝の『三門』を始め、たくさんの文化財建造物も撮っていたらよかったと思う。
 そういうのを教訓にして最近は寺院めぐりをする際には、仏塔以外にも文化財指定の建造物などの写真も、 可能な限り撮影するようにしている。


初回訪問&撮影日 2010年01月12日


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御影堂(国宝)

境内より
交通アクセス

京都市営バス「知恩院前」バス停、または京阪バス「神宮道」バス停下車、徒歩7〜8分

京都市営地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約10分、京阪電気鉄道京阪本線「祇園四条駅」より徒歩約20分

駐車場(2011年三門前駐車場はバス専用駐車場になった。
よって一般車両駐車場は無し)

仏塔巡礼ドライブ難易度 (―)

(★1つ)非常に易しい
(★2つ)易しい
(★3つ)ふつう
(★4つ)難しい
(★5つ)非常に難しい

おすすめアクセス方法
公共機関がおすすめ。各駅からも充分徒歩圏内である。

住所
〒605-8686 京都市東山区林下町400

より大きな地図で 日本国宝&重文指定主要仏塔マップ を表示

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