長蔵寺 鉄製五重塔
指定なし
(1978年 昭和53年)


HOMEに戻る

その他の仏塔画像ギャラリーに戻る

長蔵寺 鉄製五重塔
Chozoji Temple

長蔵寺は覚源禅師を開山とし、正平11年(1356年)に創設された。
 覚源は下総の名族千葉氏の出、 鎌倉円覚寺(えんがくじ)で修行した名僧で、時の美濃国守護土岐頼忠(ときよりただ)の援助により、 この長蔵寺と揖斐郡の禅蔵寺(ぜんぞうじ)を開き、最後は長蔵寺に帰って、83歳で没した。
 この鉄製五重塔に関しては詳細は不明だが、台座上部に、「昭和五拾参年四月 辻 二雄 巌 静夫 重男 建立」、 下部には「施工 夏目石材 中島石材店」という銘がある。


(仏塔訪問日記)

この長蔵寺へは、重要文化財である 『舎利塔及び須弥壇』 の拝観を目的にやって来たのだが、この鉄製五重塔の存在は、 ここへ来て初めて知った。  昭和に造られた新しいもののようだが、こういった鉄で出来た五重塔は非常に珍しいのではないだろうか。
 長蔵寺で一通り写真を撮った後、うだつの上がる町並みを散策し、長良川鉄道「美濃市駅」から一路、 『犬山城』へ向かった。

実は私は最近、日本百名城スタンプラリーを始めた関係で、これからは仏塔巡りのついでに 『日本百名城』 指定 の城へ、可能な限り立ち寄っていくことにしたばかりである。  そこで例によって、この日も長蔵寺へ行った帰りに 『犬山城』 を観光コースとして引っかけてみた。

犬山城は、現存12天守にして国宝4城の一つ、そして、 『現存最古天守を有する城はどこか?』 論争に、その名を挙げられることもあるなど、 いくつもの肩書を持つ非常に貴重な城である。  仏塔に例えるならその貴重さは、国宝であり日本3名塔に挙げられる、瑠璃光寺五重塔や、醍醐寺五重塔法隆寺五重塔 クラスであろうか?

犬山城に到着すると、城内から受付、天守内と、あらゆる場所に観光客があふれ返っており、 先程の人っ子一人いなかった長蔵寺とはあまりに対照的であった。

『現存12天守』は、その古さの平均値では、『国宝重文指定仏塔』に、遠く及ばないが、観光地としての人気については、『国宝重文指定仏塔』を遥かに 凌駕している。 日本人はみんな、本当に城好きなんだな〜と思う。  仏塔もこれぐらい人気が出たら面白いのだが・・・。


初回訪問&撮影日 2011年10月10日


その他の仏塔画像ギャラリーに戻る

@長蔵寺へは舎利塔の拝観を目当てに来た。
無指定とはいえ、珍しい鉄製五重塔があったのは予想外だった。

A舎利塔及び須弥壇

(1547年 天文16年)重要文化財

B犬山城の歴史 (※長蔵寺とは無関係)

犬山城は天文6年(1537年)、 織田信長の叔父信康が築いたことに始まり、城主はめまぐるしく交代した。
 明治になって政府が個人に譲渡し、個人所有という珍しい形態が 平成16年まで続く。 現在は財団法人犬山城白帝文庫の所有。


C観光客でごったがえす受付

入場券を買うのにたくさんの観光客が並んでいた。全く参拝客のいない静かな寺社巡りに慣れすぎたせいか、少し人酔いがする・・・。
 こんな観光客が多い城を、個人所有していた人がいるなんて、驚きの一言である。


D犬山城天守(国宝)

やっぱり仏塔同様、国宝に指定される 天守ともなると、私のような素人目に見ても、他の城とは一線を画した素晴らしさであることが分かった。


E天守内・・・。

貴重な国宝天守の内部・・・なのだが、人が多すぎてゆっくり 撮影できない。この写真では天守だか民家だかよく分からないかも。


F天守最上階から見た長良川

天守内が満員電車 のようだったので、外の景色を見て一息。


Gものすごい急な階段

天守内の階段はものすごい急だった。上の人が足を滑らせたら、どエライことになるだろう・・・。


H帰り間際に見た犬山城

犬山城は少し離れてみるのがいいかも?


I橋から見た犬山城

何だか犬山城の紹介ページのようになってしまったが、あくまで、この犬山城へは、長蔵寺の帰りに立ち寄っただけであり、 このページのメインは長蔵寺である。
 ちなみに犬山城へのアクセスは、名鉄「犬山遊園駅」から徒歩15分又は、 JR「鵜沼駅」から徒歩20分

長蔵寺への交通アクセス(犬山城ではありません)

長良川鉄道「美濃市駅」下車、タクシーで20分
(タクシー運賃は美濃市駅から往復で7000円超)

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 ふつう(★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

岐阜県美濃市上野961
長蔵寺へのおすすめアクセス方法
(※犬山城ではありません)

駅から遠く、バスは便数が極端に少ないので役に立たない。
自動車で来るのがおすすめである。
一部狭くて急な坂道があるが、それほど参拝客が多い寺院
ではないので対向車はあまりこないだろう。