大樹寺 多宝塔
重要文化財
(1535年 室町時代)
13m

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大樹寺 多宝塔 Daijuji Temple

大樹寺は、文明7年(1475年)、松平家(徳川将軍家の祖)当主の松平親忠が戦死者供養のため、創建したのが始まりである。
 永禄3年(1560年) 桶狭間の戦いで今川軍は敗走し、今川軍についていた松平元康(徳川家康)はここに逃げ帰り、先祖の墓前で自害しようとしたが、 住職の登誉に諭されて思い留まった。慶長7年(1602年) 勅願寺となる。
 この多宝塔は、松平清康(七代)により、天文4年(1535) に建立された、この寺で唯一残る中世建築である。


(仏塔訪問日記)

愛知県には非常に数多くの木造仏塔が存在し、その中でも11基もの仏塔が、重要文化財に指定されている。
 この11基という、重要文化財指定木造仏塔の数は、京都府、奈良県に次ぐ三番目の多さである。

以前に、重文、興正寺五重塔は訪問していたのだが、残り10基もの仏塔が未訪問だった。 そこで今回、待ちわびての愛知県仏塔巡りができることになり、第一箇所目がこの、大樹寺多宝塔だったわけである。

街中で車を運転していると、いきなり多宝塔が見えてくる。車を停めて、家光公建立という巨大な山門をくぐると、左手の墓場の奥に、 この寺に残る、唯一の中世建築であるという、美しい多宝塔が目に入った。
 古風で緻密な彫刻、釣り合いのいい上下層など、和様色の強い立派なこの多宝塔を見て、これから行く残り9基の多宝塔の 期待に胸を膨らませた。


初回訪問&撮影日 2011年02月28日


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三門(県指定重要文化財)


本堂

墓場脇の道の奥に多宝塔が見える。


外から見た多宝塔(重要文化財)
交通アクセス

名鉄名古屋本線「東岡崎駅」から 名鉄バス「大樹寺バス停」下車、徒歩8分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

(おすすめアクセス方法)
自動車が行きやすい。

(住所)
愛知県岡崎市鴨田町広元5-1

より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示

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