大覚寺多宝塔 Daikakuji Temple

この地は元々、平安初期に在位していた嵯峨天皇が離宮を営んでいた場所である。 嵯峨天皇に親交の深かった空海が、天皇の信任を得て、離宮内に五大明王を安置する堂を建て、 修法を行ったのが起源とされる。
 嵯峨天皇が崩御してから30年後の、貞観18年(876年)、皇女の正子内親王が離宮を寺に改めたのが大覚寺である。
 多宝塔は、心経宝塔と呼ばれ、嵯峨天皇心経写経1150年を記念して昭和42年に建立されたものである。


(仏塔訪問日記)

大沢池から見る、高台の鮮やかな多宝塔は絶景だった。

大覚寺の寝殿、御影堂、五大堂などはすべて、うぐいす張りの廊下で行き来できるようになっており、 広大な広さの寺院内を靴を脱いで歩いていると、結構な時間を費やす。

当初、多宝塔がどこにあるか知らずに行ったので、室内をあちこちウロウロして探し回ってしまったが、 まさか向って右側の外から行かないと、見えない場所にあるとは思ってなかった。


初回訪問&撮影日 2010年04月17日





交通アクセス

JR嵯峨野線 『嵯峨嵐山』駅 北口下車徒歩約15分。
京福電鉄 『嵐電嵯峨』駅 下車徒歩約20分
京都市営バス・京都バス大覚寺下車すぐ

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所

京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
おすすめアクセス方法

自動車でも公共機関でもいいが、駐車場は有料な上に限りがあるようなので、 他にも色々行くなら公共機関の方が移動しやすいかもしれない。