道成寺三重塔 Dojoji Temple

伝説によると、701年(大宝元年)文武天皇が、紀州へ行幸し、この年に道成寺創建。この頃、初代本堂が完成したという。
 現存する三重塔は、宝暦13年(1763年)、創建時の塔があった場所に再建されたものである。


(仏塔訪問日記)

この道成寺には、人間の業と煩悩の恐ろしさを説いた「安珍・清姫の説話」が伝わる。

それは、『一夜の宿を求めた熊野詣の僧・安珍に恋心を抱いた清姫が、約束した再会を裏切られ、大蛇と化して安珍を追う。
安珍は道成寺の鐘の中に身を隠したが、大蛇は鐘に巻きつき安珍を焼き殺し、自らも入水自殺をする・・・』。
 という、 チビッ子が聞いたら、うなされてしまいそうな怖い説話である。

私は幼い頃、何かでこの話を聞いた事があるのだが、幼心に女性の怨念は恐ろしいものだと刷り込まれ、少しトラウマに なった記憶がある。このお寺が舞台だったとは、今回参拝した後、初めて知った。

この「安珍・清姫伝説」をはじめ、道成寺を舞台にした説話の数々は、「道成寺もの」として、様々な芸術分野に 取り入れられている。


初回訪問&撮影日 2010年07月26日


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本堂(重要文化財)


仁王門(重要文化財)


三重塔(県指定文化財)
交通アクセス

JR 紀勢本線(きのくに線)「道成寺駅」から徒歩7分

駐車場 あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所

和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
おすすめアクセス方法

自動車でも電車でも問題ない。