円成寺多宝塔 Enjoji Temple寺伝によると、天平勝宝8年(756年)聖武・孝謙両天皇の勅願により、鑑真和上の弟子、唐僧虚瀧(ころう)和尚の開創とのことである。 しかし、史実的には平安中期の万寿3年(1026)命禅(みょうぜん)上人が十一面観音を祀られたのが始まりであると言われている。 (仏塔訪問日記)この多宝塔は平成に再建されたものだが、多宝塔本尊の運慶作、大日如来坐像(平安時代)は国宝の大変貴重な像である。 しかも、初層の扉は常に開扉され、いつでも拝観できるようになっている。 奈良市内の、かなりはずれにあるこの寺院だが、他にも鎮守社春日堂・白山堂(鎌倉時代作)など、国宝、重要文化財も多い。 名勝円成寺庭園は、雨模様のこの日でも絶景だった。一見の価値ありである。 初回訪問&撮影日 2010年04月22日
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交通アクセス
JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス柳生方面行「忍辱山バス停」下車、徒歩2分 駐車場有 仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★) (★)・・・・・・・・・・非常に易しい (★★)・・・・・・・・易しい (★★★)・・・・・・ふつう (★★★★)・・・・難しい (★★★★★)・・非常に難しい 住所 〒630-1244 奈良市忍辱山町1273 |
おすすめアクセス方法
奈良市内とはいえ、中心部からかなり離れた場所にある。 道は悪くないので、自動車でのアクセスがいいと思う。 |