藤田美術館多宝塔 Fujitabijutsukan

実業家で男爵であった藤田伝三郎、その長男の藤田平太郎、二男の藤田徳次郎のコレクションを展示している。 1951年(昭和26年)財団法人藤田美術館として法人化、美術館の開館は1954年(昭和29年)であった。 常設展示は行っておらず、春と秋に3か月ずつ特別展の形でのみ開館するのが特徴である。
 多宝塔は高野山の光台院にあった桃山時代建立の塔を大正五年(1916)に藤田伝三郎が移築した。


(仏塔訪問日記)

大阪の旧男爵・藤田傳三郎たちによって収集された、国宝重文を含む、貴重なコレクションの多くを展示している。
 開催期間は春季展と秋季展の時期のみであり、それ以外に行っても見る事はできない。
 美術館の庭に入ると、いきなりこの多宝塔が目に飛び込んでくる。
 この多宝塔は元々和歌山県高野山の光台院にあったものを移築したものである。
 入館料は大人800円と高いが、多宝塔だけ見て中に入らないことも可能である(もちろん、私はちゃんと拝観料をはらって、入館したが・・・)。
 ちなみに展示物の一つである、国宝「両部大経感得図」で描かれた五重塔を、兵庫県三木市の金剛寺で、かなり忠実に再現、建造されているので、比較 してみると面白いだろう。


初回訪問&撮影日 2010年05月20日


交通アクセス

JR東西線「大阪城北詰駅」下車 徒歩約2分
地下鉄長堀鶴見緑地線「京橋駅」下車 徒歩約10分 「大阪ビジネスパーク駅」下車 徒歩約12分

駐車場 あり(とめられる数は少ない)

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所

〒534-0026 大阪市都島区網島町10-32
おすすめアクセス方法

駐車場はあまりとめられないので、公共機関で来るのがおすすめである。
開館時期は公式HPで確認