八浄寺は、応永年間（１３９４〜１４２８）の開基である。高野山真言宗の古刹であり、淡路七福神霊場の総本山である。
　「瑜祇七福宝塔」は平成11年に建立されたもので、宇宙の霊妙なるパワーが体感できるという。

（仏塔訪問日記）

この日は友人と三人で、淡路島徳島ルートのバレーボール観戦を兼ねた、一泊二日の仏塔めぐりツアーをやった。

男三人で小旅行ってのもアレだが、お寺巡りとなると、男三人で歩いていてもそれほど違和感はない（？）のではないだろうか。

で、最初に立ち寄ったのが世にも珍しい、八浄寺のこの”瑜祇（ゆぎ）七福宝塔　”である。

この塔は平成に建てられた新しいものだが、日本全国で見てもこういった屋外にある宝塔タイプの仏塔は、 1828年建立の『池上本門寺』宝塔が一番古く、それ以前のものは現存していないという。

この形の塔はやはり構造上、他の塔よりも地震などに弱いのだろうか？
　何にせよ見た目のインパクトはなかなかのもので、塔の中には入ることはできなかったが、 確かに宇宙のパワーが体感できてしまいそうだった。