本法寺多宝塔 Honpoji Temple

本法寺は寺伝によれば、1436年(永享8年)日親が創建。日親は1440年(永享12年) 足利義教の怒りを買い投獄されたが、翌年赦免された。日親は1463年(寛正3年)にも投獄され、 寺は破却されたが、翌1464年(寛正4年)赦免され、その後再建した。
 多宝塔は、寛政年間に建立されたものである。


(仏塔訪問日記)

観光地の多い京都市内でも、この本法寺がある鞍馬口駅周辺は周辺に大きな観光地が無く、昼間でもひっそりしている。
 京都の仏塔は、文化財指定有り無し含めて、大多数を見て回ったが、観光地から離れた場所にあるこの本法寺だけは後回しに なっていた。

だから正直、あまり期待しないで行ったのだが、本堂横から巨大な多宝塔が見えてきたとき、その迫力に圧倒され、無意識のうちに デジカメのシャッターを押していた。
 この日は天気も良く、青空に映えて一層立派なものに見えた。
 はやる気持ちを抑えて本堂で御参りした後、待望の多宝塔撮影をしようとしたら、なんとちょうどそのタイミングで、散歩中の老人が多宝塔の階段に座り、 居眠りし始めたのである・・・。
 『早くどいてくれないかな〜?』と心の中で念じながら、しばらくの間待っていたが、 その老人は、いつまでも、いつまでも眠り続けていた・・・。

だから、ここに載せた二枚の写真は、境内に入ったときに、無意識のうちにシャッターを押して撮った二枚である。
 他にいい出来の写真が数枚あったのだが、それらにはすべて、気持ち良さそうに居眠りする爺さんが写っていた・・・。


初回訪問&撮影日 2011年02月16日


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交通アクセス

京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩15分

駐車場 数台程度

仏塔巡礼ドライブ難易度(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所
京都府京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617
おすすめアクセス方法

自動車は少ししかとめられない。公共機関がおすすめである。