開化寺 三重塔
指定なし
(1915年 大正4年)
約13m

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開化寺 三重塔

明治3年の大水害で被災した西小田村森田山称念寺と東小田村疾追山福寿院が、明治8年に合併願いを出して、 明治11年(1978年)、福寿院跡に仮本堂が建てられ、この開化寺となった。
 三重塔はもともと近くにあった「浄瑠璃寺」の塔を明治初年に移築した後、明治末に売却し、大正四年(1915)に同型の三重塔を再建したものである。 売却した三重塔は現在、兵庫県宝塚市の長谷川邸にあるが、非公開となっている。


(仏塔訪問日記)

三重県の仏塔訪問は、今回が初めてだったのだが、大阪の自宅からは車で1時間程度で来れた。 だから、近くの上野城や忍者資料館なども見て回ってたのだが、半日で十分帰ってこれた。

この三重塔はかなり小さく、木造の三重塔では日本一小さいと紹介されている。ただし私は、前回に見た豊川稲荷の三重塔の方が 小さい気がしたのだが、気のせいだろうか。
 三重県は、明治の廃仏毀釈の影響を大きく受けた場所なので、古い寺院が少なく、明治以前に 建てられた仏塔も存在しない。
 開化寺三重塔は大正に建てられたものであるが、それでも県下最古の塔として なかなかの存在感を醸し出していた。

それにしても今年の猛暑は凄まじく、去年のように、仏塔を拝観するために他地方へ遠征し、一日に十か所前後もの寺院を 巡る気分には、どうしてもなれない。
 この日も猛烈な暑さだったが、上野城の最上層に上った時に、窓から吹き抜ける自然の風は心地よかった。


初回訪問&撮影日 2011年08月15日


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上野城


上野城最上階からの眺め

交通アクセス

近鉄伊賀線「西大手駅」下車、徒歩 約10分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

三重県伊賀市小田町1077
おすすめアクセス方法

電車でも自動車でも問題ない。駐車場は大きくないが、参拝客が多くてとめられないことは ないだろう。