耕三寺多宝塔 Kosanji Temple

1935年(昭和10年)から伽藍の建立が始められた浄土真宗本願寺派の仏教寺院で、日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が建ち並び、「西の日光」とも呼ばれる。
 大正昭和期に大阪で活躍した実業家、耕三寺耕三が母親の死後、母への報恩感謝の意を込めて、自ら僧籍に入り菩提寺として昭和10年より生涯を掛けて建立したという。
 この多宝塔は、本堂右方に建ち、石山寺多宝塔を模したものである。


(仏塔訪問日記)

石山寺多宝塔をもとに建造されたこの多宝塔は、正面45度の角度で建てられており、それは日本の社寺では 唯一の配置だそうだ。ただし、こういった高台の狭い場所にあり、撮影が難しい多宝塔は各地でよく見かける。

耕三寺では、スタンプポイントというのが儲けられており、全てを集めると記念ポストカードがもらえる。 私は駐車場に友人を待たせていることも忘れて、各ポイントの堂塔などを じっくり見物しながら、全部のスタンプを集めて、見事記念品をゲットした。

駐車場に帰ると友人が疲れて眠っていた。時間は4時50分。 今回の岡山広島仏塔巡りの旅は、この耕三寺を最後に、二日間で合計12基(国宝3基、重文7基、その他2基)の仏塔を拝観して、 大阪へ車で戻って行った。


初回訪問&撮影日 2010年08月16日





交通アクセス

JR山陽本線「三原駅」から徒歩7分の三原港より船で、瀬戸田港下船、徒歩10分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

広島県尾道市瀬戸田553-2
おすすめアクセス方法

島内は道がいいので自動車が楽である。