青岸渡寺三重塔 Seigantoji Temple

青岸渡寺および隣接する熊野那智大社の創建の時期は判然としないようだが、 伝承では仁徳天皇の時代(4世紀)、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされる。
 6世紀末〜7世紀初には生仏聖が伽藍を建立し、丈六の本尊を安置して、その胎内に裸形上人感得の如意輪観音を納めたという。

三重塔は昭和47年に再建されたものであり、塔の二、三階は展望所も兼ねている。


(仏塔訪問日記)

大阪市内からここに来るのに、車で4時間くらいかかる。
隣の府県である大阪から行くのですらこんなに時間がかかるのに、他の地方の人が 青岸渡寺へ行こうと思ったら、どれほど大変なんだろう。

交通の便はかなり悪いが、神仏習合の聖地であり、日本一の高低差、那智の滝は一見の価値ありである。


初回訪問&撮影日 2010年08月29日


交通アクセス

JR『紀伊勝浦駅』より神社お寺前駐車場までバスで約30分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度
難しい(★★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
おすすめアクセス方法

自動車の場合、大阪市内、および名古屋市内どちらからでも軽く4時間以上かかる。
参考までに、東京池袋‐紀伊勝浦直行バスなら片道11時間。
周辺地域在住の人は話が別だが、三大都市圏その他大多数の地方の人は、 そのものすごいアクセスの悪さだけで、ドライブ難易度が高くなるだろう。

ちなみに電車の場合、大阪市内から『紀伊勝浦駅』まで特急で3時間、
名古屋市内から『紀伊勝浦駅』までも特急で3時間くらいかかる。