杜若寺は万治3年（1660年）の創立で古来の杜若（かきつばた）の名所であった。旧称杜若庵、 俗に焼野という。
　三重塔は、昭和５７年（1982）建立で、鉄筋コンクリート製である。

（仏塔訪問日記）

ここのお墓は伊丹市で一番古いらしく、市史跡に指定されているお墓もある。

三重塔に関しては見てのとおり非常に簡素で、一見、おもちゃのロボットが帽子をかぶっているようにも見える。

文化財指定されている仏塔ならいざしらず、 この手の仏塔を撮影する時は、面白半分で写真を撮らないように注意をされないか心配になったりする。

どんなに純粋に、大阪からわざわざこの仏塔を観るだけのために来たんだと言っても、信じてもらえない気がするからだ。

各地にはこのように簡素な供養塔がいくつかあり、仏塔関連のホームページや書籍で酷評されることがあるが、お寺側にしてみれば、 観光のために作ったわけじゃない 供養塔のことを、とやかく言われるのは大きなお世話といえるかもしれない。