通天閣  (〒556-0002 大阪市浪速区恵美須東一丁目18番6号)



2017年05月18日撮影

通天閣
高さ108m(展望台87.5m)
昭和31年(1956年)
全日本タワー協議会加盟タワー

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(歴史)

現在の通天閣は二代目にあたり、初代通天閣はもともと、明治36年(1903)に開催された 第5回内国勧業博覧会の会場跡地に、明治45年(1912)ルナパークと共に建てられた。  その初代通天閣は、フランスパリの凱旋門の上にエッフェル塔の上半分を乗せたような形状をしており、 高さは75mもあった。 その高さは、当時日本一の高さを誇っており、ルナパークとともにたいへん賑わっていたという。  しかし、昭和18年(1943)にその足元の映画館が炎上し、その結果、初代通天閣も解体することになってしまう。
 初代通天閣が姿を消して13年後の昭和31年(1956)、現在の2代目通天閣が再建された。  そのきっかけは、昭和29年(1954)新世界町連合会役員らが、新世界復興のために2代目通天閣を建てる計画をし、 その創立事務所を設置。 翌年昭和30年(1955)、地元の人々からの出資によって、通天閣観光株式会社がスタート。  2代目誕生へと繋がった。 高さは初代よりも高い108m(展望台87.5m)である。


(タワー訪問日記)

この日は昼から出張で、午前中は空き時間があったので早起きして、大阪府内の大平和祈念塔と、 あべのハルカス、 通天閣という三つのタワーを巡ってみることにした。
 既に大平和祈念塔と、あべのハルカスを見学し終えた私は、通天閣のある新世界の方へ歩いて行った。

さて、この通天閣がある新世界という繁華街。 庶民の繁華街として戦前から賑わってきたが、 70年代以降は、長期の低迷が続いていたという。  しかし、90年代に入ると、その昭和を感じさせるレトロな街並みと、 串カツやたこ焼きをはじめとした、安くて美味い飲食店の数々が再評価され、大阪府民だけでなく、 府外、更には海外からも多くの観光客が訪れるようになった。

で、私自身はどうだったかというと、大阪府民であるにも関わらず、 新世界にはほとんど行ったことが無く、唯一行ったのといえば、今から5年ほど前の2012年に、 新今宮駅前にある、『スパワールド世界の大温泉』 へ行ったついでに、新世界の街をぶらついてみた程度である。
 なぜその時私は、新世界の街をぶらついてみようとと思ったのか。  その理由は、その2011年当時に放送されていたバラエティー番組内で紹介された、新世界にある某たこ焼き屋の たこ焼きが、たいへん美味しそうで、是非食べてみたいと思ったからである。
 その番組は、当時マスコミゴリ押しで大人気(?)だった、韓流女性グループのメンバーたちが、 新世界にあるたこ焼き屋で、 生まれて始めてのたこ焼きを食べるという内容だったと思う。
 そのたこ焼き屋のたこ焼きというのが、通常サイズのたこ焼きの何倍もの大きさがある(テニスボールぐらい) というもので、その韓流アイドルたちは、割り箸を使って、美味しそうに食べていた。

そのようにゴリ押しとはいえ、 名目上は人気タレントである女性グループのメンバーたちが美味しそうに食レポする姿を、 番組で紹介されたぐらいだから、多少は並ぶのも覚悟してそのたこ焼き屋に行ってみたのだが、 着いてみると客は誰もいなかった。
 放送から数ヶ月経っていたので、みんなねつは覚めてしまったのか、 それとも、もともとたいして盛り上がっていなかったのか?
 なんにせよ私は、すぐにその巨大たこ焼きを注文した。
 すると、店員は、鉄板の隅っこの方にあった作り置きのたこ焼きを、熱しもせずにカップに入れ私に手渡した。
 まあ、客がいないんだし、作り置きでも仕方はないとはいえ、多少は温めてもいいのではないか・・・。
 私は心の中で思ったが、作ってすぐのたこ焼きかもしれないし、黙って受け取って、 早速そこで食べてみた。
「・・・・冷たくて固くて不味い。」
 その巨大たこ焼きを食べた私の感想はその一言だ。
 作り置きだから冷たいのは当然として、さらに長い時間作りおいてカチカチに固まったたこ焼きのその固さたるや、 噛み切れないほどである。
 「どないして食えっちゅうねん!?」・・・と、店員に文句こそは言わなかったが、私はあまりの不味さに、 ほとんど食べずにそれをゴミ箱に叩きつけて、その場を後にした。

マスコミゴリ押し韓流アイドル様たちには、宣伝のために、当然のごとく丹精込めて作った、 ふわふわの出来立てのたこ焼きを用意してもてなす。  しかし片や、一般のどうでもいい客には、カチカチの石のようなたこ焼きを差し出す・・・。
 あの店に行くことは二度とないが、生涯で行った中で、最も酷い飲食店の一つだった。

新世界には国内のみならず海外からも、安くて美味い食を求めて観光客がやってくる。  
 しかし、あんな石のようなたこ焼きを恥ずかしげもなく、 観光客に差し出す店が一店舗でもあれば、新世界の飲食店のみならず、 大阪の飲食店全体のイメージダウンにもつながる可能性があるだろう。
 今でもあのたこ焼き屋は、どうでもいい客には、 あんな手抜きでクソ不味いたこ焼きを差し出しているのだろうか?
 今回二度目の新世界で、生まれて初めての通天閣入場に際して、ふと、 以前に新世界に来た時のことを思い出して考えていた。

さて、通天閣に関係のない、どうでもいい内容に終始してしまったが、 通天閣自体は大変素晴らしいタワーだったのは間違いない。


初回訪問日&撮影日 2017年05月18日













交通アクセス
JR環状線新今宮駅下車徒歩10分、または、地下鉄堺筋線恵美須町駅下車徒歩3分

駐車場 周辺に有料駐車場あり

タワードライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法

電車でのアクセスがおすすめ

住所
〒556-0002 大阪市浪速区恵美須東一丁目18番6号

地図10番

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