国宝 延暦寺根本中堂 滋賀県大津市


延暦寺
根本中堂
国宝
1642年(寛永19年)

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(歴史)

延暦寺は、延暦7年(788年)最澄により開かれた日本天台宗の本山寺院である。 それは、比叡山内に点在する東塔、西塔、横川など、三塔十六谷の堂塔の総称であり、 その住職(貫主)は天台座主(てんだいざす)と呼ばれ、末寺を統括する。
 延暦寺は創建から中世にかけて武装化し、時の権力者と度々対立する。 特に元亀2年(1571年)の織田信長による焼き討ちにより、 延暦寺内の堂塔はことごとく焼失してしまう。
 延暦寺創立と共に建てられた根本中堂は、歴史の中で何度か火を放たれて全焼している。 そして信長による焼き討ちの後、ェ永十七年に徳川家光によって再建され、その時の建物が現存している。  内部は外陣を礼堂として板敷であるのに対し内陣は土間としている。  これは密教建築の基本的形式を殘すもので文化史上重要な遺構である。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

根本中堂は、回廊内部は撮影禁止だが、拝観料を払って内部に入ることはできた。 いわば山内の中心ともいえる聖域なので、少し堅苦しい空間を想像していたが、 地元の小学生が描いた絵などを展示しており、思ったよりアットホームな雰囲気だった。


初回訪問日&撮影日 2010年06月17日

(※国宝建造物撮影ポイント)

回廊の内部は撮影禁止なので前方にある石段に上がって撮影するか、入り口斜め手前の階段から屋根を撮影する。


法華総持院東塔

根本中堂(国宝)の屋根と回廊(重要文化財)

相輪塔(重要文化財)

根本中堂(国宝)
アクセス

京都方面から 叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」
→叡山ケーブル・ロープウェイで「比叡山山頂駅」下車

坂本方面から JR比叡山「坂本駅」京阪電鉄「坂本駅」
→徒歩またはバス→坂本ケーブルでケーブル「延暦寺駅」下車

山内では、比叡山内シャトルバス(冬期運休)で、「東塔バス停」下車

駐車場 山内に数箇所有

仏塔巡礼ドライブ難易度 ふつう(★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
京阪電鉄各駅で売っている「比叡山1dayチケット」で、比叡山内を一日かけてゆっくり巡るのがおすすめ。 ただし、冬期は山内シャトルバスが運休しているので注意。(詳しくは京阪電鉄公式HPで) 自動車だと時間を気にせず山内を自由に移動できるが、「比叡山ドライブウェイ」の通行料金はけっこう高い。

住所
大津市坂本本町4220


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