法起寺 三重塔
国宝
(706年 白鳳)
24.3m

国宝の仏塔画像ギャラリーに戻る

国宝建造物一覧へ戻る

HOMEに戻る

法起寺 三重塔 (Hokiji Temple)

法起寺は推古14年(606年)に聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮を寺に改められたものと伝えられ、 太子御建立七ヵ寺の一つにかぞえられる。
 708年建立のこの塔は、現存最古の三重塔といわれているが、寺勢の荒廃などにより、再三にわたる修復が行われてきた。


(仏塔訪問日記)

すべての三重塔の中で最も古く、すべての仏塔の中でも、法隆寺五重塔に次いで古いのがこの塔である。
 それだけ古い歴史を持つ塔であるにもかかわらず、そうは見えないところがこの塔のすごいところではないだろうか。

正直仏塔素人の私は、前知識の無い状態で、近くの、法輪寺三重塔(昭和再建)とこの法起寺三重塔の写真を見せられて、どちらが 白鳳時代の仏塔か尋ねられても、正解する自信は無い。

しかし実物を拝観して、その逓減率の大きさによる抜群の安定美や、古塔としては屈指の24.3mもの高さなどに目を奪われ、 一目でこの三重塔が他の三重塔と比較して、別格な存在であることがわかる。
 本当にすごい人物はすごさをひけらかしたりしないものである。それは法起寺三重塔にも通じることなのではないだろうか。



初回訪問&撮影日(2010年1月13日)


国宝の仏塔画像ギャラリーに戻る

国宝建造物一覧へ戻る

HOMEに戻る

実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。

住所
奈良県生駒郡斑鳩町大字岡本1873番地

近鉄郡山駅から法隆寺前行バス・法起寺経由(18分)「法起寺前」下車、徒歩10分
JR・近鉄奈良駅から法隆寺前行バス・法起寺経由(53分・51分)
「法起寺前」下車、徒歩すぐ

駐車場無(近くの法輪寺前に公営無料駐車場あり。そこから徒歩10分くらい)

仏塔巡りおすすめアクセス方法
電車バスでもいいが、法輪寺前の公営無料駐車場(法輪寺参拝者用駐車場とは別)にとめて、 両方の寺を参拝するのがいい。


より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示