法輪寺三重塔 Horinji Temple

法輪寺の創建には二つの説がある。一つ目は、推古30年(622年)聖徳太子の病気平癒のため、太子の子山背大兄王が建立したという説、 二つ目は、天智9年(670)の斑鳩寺焼失後、百済開法師・圓明法師、下氷新物三人が合力して造寺したとする説である。

元々の三重塔は、法隆寺法起寺の塔とともに斑鳩三塔と呼ばれ、7世紀末頃の建立の非常に貴重な建造物であったが、1944年の 雷火により焼失。現在の塔は1975年に西岡常一棟梁により再建されたものである。


(仏塔訪問日記)

当ホームページでは基本的に、初回訪問日順に仏塔を並べている。この法輪寺はかなり初期に訪問していたのだが、 発表し忘れていたのでここで発表した。
 それにしても、近隣の法起寺三重塔法隆寺五重塔と、同じくらい古くて貴重な三重塔が、 昭和の初めまで、この場所に現存していたのには驚かされる。


初回訪問&撮影日 2010年01月13日


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交通アクセス

近鉄郡山駅下車、奈良交通バス法隆寺方面行「中宮寺前」下車徒歩15分

駐車場 あり

仏塔巡礼ドライブ難易度(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所

奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
おすすめアクセス方法

法輪寺のみの参拝なら自動車によるアクセスがいいが、近隣の法起寺もあわせて参拝する場合、法起寺には 駐車場が無いので注意を要する。