法楽寺(真言宗泉涌寺派大本山)
三重塔
指定無
(1996年 平成)

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法楽寺 三重塔 Horakuji Temple

伝承によれば、源平の戦乱で戦死した平家と源氏の霊を怨親平等に弔うために、源義朝の念持仏であった如意輪観世音菩薩を安置し、壮麗な伽藍が営まれたことが起源とされる。
 この三重塔は、典型的鎌倉様式として非常に評価の高い、奈良県広陵町の 『百済寺三重塔』 を模して平成8年に建造された。


(仏塔訪問日記)

この日は住吉大社へ初詣へ行く予定にしていたのだが、その待ち合わせが昼からだったので、午前中はこの 法楽寺に立ち寄ってから行くことにした。 「南田辺駅」 を降りて歩いているとすぐにこの立派な三重塔が目に入ってくる。 その境内では音楽も流れて正月気分を高めてくれた。
 奈良の百済寺三重塔にならって平成に木造で建てられた新しい塔だが、 現在でもこんな立派で本格的な塔を建てられる人がいるなんて、すごいなと感心した。
 法楽寺は境内が狭くて撮影はしにくいのだが、近くの大楠木とマッチして独特の雰囲気を醸し出している。

私は大阪在住なのだが、大阪府には古い多宝塔は非常に多いのだが、三重塔や五重塔となると、新旧合わせても非常に少ないように思える。
 そんな大阪において、この法楽寺三重塔は、材料、工法共、非常に本格的で、一切の妥協を排した造りのようだ。 何百年の時を経たら、 重要文化財の指定をうける資格は十分にあるだろう。


初回訪問&撮影日 2010年01月03日


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交通アクセス

JR西日本阪和線「南田辺駅」から徒歩すぐ
大阪市営地下鉄谷町線「田辺駅」から徒歩すぐ

駐車場数台程度あり 

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法
駅から近いので、自動車より電車で行った方がいい。

大阪市東住吉区山坂1−18−30


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