百済寺 三重塔
重要文化財
(鎌倉時代後期)
23m

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百済寺 三重塔 Kudaraji Temple

百済寺は、かつて百済の帰化人が多く住んでいたこの地に、舒明天皇11年(639年)に官寺を建てたのが始まりだという。
 空海が再興後、江戸時代以降は荒廃し、唯一残ったのがこの鎌倉時代建立の三重塔である。
 明治時代には倒壊寸前の惨状を呈していたが、昭和5年の解体修理により現在の美しい姿になった。


(仏塔訪問日記)

初めてここへ来た時、時間は5時をすぎており、ただでさえ誰もいない境内は、ますますひっそりとしていた。
 後日明るい時間帯に来たが、やっぱり誰もおらず、ひっそりとしていた。
 鎌倉時代に建立されたこの三重塔は、長慶寺法楽寺三重塔など、数多くの塔の手本となっているだけあって、 古式仏塔としての風格充分。和様のかなり立派なものだった。

三重塔としてはかなり貴重なものであり、場所が場所なら拝観料を取れるものだと思うが、 平凡な田園地帯に、貴重な三重塔が無造作に建っているのも、なかなか奈良らしくて味わい深い風景だと思った。


初回訪問&撮影日 2010年2月9日


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交通アクセス

近鉄大阪線「大和高田駅」からタクシーで15分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

(おすすめアクセス方法)
駅から遠く、バスも走ってないかなり交通不便な場所である。
横に公園があり、そこの無料駐車場があるので自動車がおすすめ

(住所)
奈良県北葛城郡広陵町百済1411-2

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