国宝 慈照寺東求堂 (京都市左京区)


慈照寺(臨済宗相国寺派)
東求堂
国宝
1485年(文明17年)

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(歴史)

銀閣寺の建立は文明14年(1482年)室町幕府8代将軍足利義政による。 義政は祖父にあたる三代将軍義満の北山殿金閣(鹿苑寺)に ならい、山荘東山殿を造営。 この東山殿が銀閣寺の発祥である。 銀閣寺は俗称であり、正しくは東山慈照寺という。 義政の 法号慈照院にちなみ、後にこう命名されたという。
 東求堂は義政の持仏堂である。一層の入母屋造り、檜皮葺きの現存する最古の書院造りである。 北面東側の四畳半は、 同仁斎と呼ばれ、草庵茶室の源流であり、四畳半間取りの始まりと言われている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

銀閣の存在が目立つ慈照寺ではあるが、この慈照寺最古の建造物である東求堂も、何気にすごい貴重な建造物であることを知った。
 今でこそ当たり前のように存在する草庵風茶室と、その四畳半間取りの原点がこの東求堂なのである。
 いわば、ここで茶室の歴史が始まったと考えると、東求堂の歴史的価値は計り知れないものといえるかもしれない。


初回訪問日&撮影日 2012年06月07日

(※国宝建造物撮影ポイント)
外観は自由に撮影可能

本堂

東求堂(国宝)

本堂と東求堂の屋根

銀閣(国宝)
アクセス
京都市バス「銀閣寺道」下車、徒歩5分

駐車場 近くに市営駐車場はあり。

国宝建造物巡りドライブ難易度 (★★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

国宝建造物巡りおすすめアクセス方法

近くに市営駐車場があるが、空いてるとは限らないので公共機関の利用がおすすめである。

住所
京都市左京区銀閣寺町2


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