重要文化財 来迎院 多宝塔 (茨城県龍ケ崎市)来迎院(天台宗) 多宝塔 重要文化財 室町時代後期後期(1556年) HOMEに戻る |
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(歴史)来迎院の開創に関しては不明であるが、多宝塔の修築年が1556年であることから、 それよりずっと以前だと思われる。 本尊は阿弥陀如来の立像である。 重要文化財に指定されている来迎院多宝塔は、室町時代後期の建造物で、関東以北で現存する最古の塔である。
十六世紀に江戸城城主土岐治英が建立したとされ、多宝塔の宝珠の銘文に、「希代廟塔修繕之為檀越」とあることが
確認され、弘治2年(1556)に土岐治英が祖先の霊を祀る希代の塔を修繕するために施主を務めていることがわかり、
建立年代はそれより更に遡るものと思われる。
(仏塔訪問日記)茨城県龍ケ崎市の来迎院へは、東京都大田区の池上本門寺を参拝後、まず「上野駅」まで行き、 JR常磐線特別快速土浦行きに乗って、「佐貫駅」で関鉄竜ケ崎線に乗り換え、そして終点の「竜ケ崎駅」 で降りて、そこから徒歩で20分程度歩いて来た。 私は地方出身者のため、関東地方の地理に詳しくないのだが、茨城県と言えば、
東京から遥か北方に位置してるイメージがあり、電車だと数時間かけないと行けないのではないかと思っていた。
境内に到着すると、墓地の中に聳える立派な多宝塔の風景が、目に飛び込んできた。
多宝塔そのものの素晴らしさもさることながら、周囲の風景に溶け込んだ多宝塔風景も美しい。
遥か先まで真っ直ぐに伸びている県道を歩きながら、私は、来迎院の方を振り返ってみた。
初回訪問日&撮影日 2012年12月20日
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@のどかな田園地帯 宅地開発が進む関東地方にあって、東京中心部から電車で1時間程度の場所とは思えない程、のどかな田園地帯だ。 |
A電車の窓からも見える多宝塔の屋根部分 多宝塔の屋根は、関電竜ケ崎線の車窓からもはっきり見えていた。 |
B来迎院境内 境内は広くなく、多宝塔と本堂、そして、お墓と駐車場のみといった印象。 |
C本堂 比較的新しそうな本堂。 建造年や、元々の本堂がいつ無くなったかなどは分からない。 |
D多宝塔(重要文化財)
その重要文化財指定は、平成18年12月19日と、比較的最近だが、その指定基準は、
形式的、地域的特色において顕著であるということである。
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E多宝塔上層部 平成10〜12年に改修が行われているため、保存状態もいい。 F上層部木組部分 北関東における室町時代の多宝塔の特徴をよく示す 数少ない遺構として非常に貴重な多宝塔である。 |
G墓地の中に建つ多宝塔 墓地の中に建っている点では観光寺院っぽくないが、それでも数多くの人々がこの多宝塔を見学しに訪れるという。 |
H佐貫駅までまっすぐ続く道
来迎院から「佐貫駅」まで、3〜4kmの道のりであるが、平坦で真っ直ぐな道である。
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交通アクセス
関東鉄道竜ヶ崎線、「竜ヶ崎」駅下車 徒歩約20分 JR常磐線「佐貫駅」から龍ケ崎市コミュニティバス循環外回りで7分、馴馬下車、徒歩5分 駐車場 有 仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★) ★1つ→非常に易しい ★2つ→易しい ★3つ→ふつう ★4つ→難しい ★5つ→非常に難しい 池上本門寺へのおすすめアクセス方法 自動車によるアクセスが楽だが、20分程度の徒歩が苦じゃないなら「竜ケ崎」駅からの徒歩でもいい。 住所 茨城県龍ケ崎市馴馬町2362 |
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