東大寺(華厳宗大本山)
東西七重塔推定復元模型
指定無
(764年頃)※復元模型は明治42年

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東大寺 七重塔(復元模型) Todaiji Temple

東大寺は、奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、 開山(初代別当)は良弁僧正(ろうべんそうじょう)である。
 東大寺の「東塔」と「西塔」は、764年に建立され、高さは約100mあったと思われる。  「東塔」は1180年の平氏の南都焼き打ちなどで焼失し、1227年に再建後も、1362年に落雷で再び消失した。「西塔」も平安時代に焼失し、現在は両塔の基壇が部分のみが残っている。
 この東西七重塔を含む創建時の東大寺推定復元模型は、現在、大仏殿内部に展示されている。  元々この模型は明治42年の日英博覧会に出展されたもので、伊藤忠太・関野貞の監修、天沼俊一の設計だという。


(仏塔訪問日記)

世界一巨大な木造建築、大仏殿の左右に、100メートルもある七重の塔が、二棟も鎮座するという、 ある種、虚構じみたこの風景が、いにしえの平城の都で実在していたとは、かなりの驚きだった。

奈良時代といえば、高い建物などどこにも無かっただろう。いや、それどころか、一般的な農民はまだまだ、縄文時代から続く、竪穴式住居で 生活していたはずである。
 そんな古代の大地で、人々は遥か彼方からも見えたであろうこの巨大建造物群をどのような気持ちで見つめていたのであろうか?

色々想像させられる興味深い復元模型だった。


初回訪問&撮影日 2010年01月08日


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金堂(国宝)

南大門(国宝)

転害門(国宝)

金銅八角灯籠(国宝)

銅造盧舎那仏坐像(国宝)

広目天像

鐘楼(国宝)

三月堂(国宝)

二月堂(国宝)

開山堂(国宝)




旧万国博覧会復元七重の塔相輪部

1909年の日英博覧会用に製作された
東大寺旧伽藍(七重塔)の模型
交通アクセス

JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

近鉄「奈良駅」かた徒歩20分

周辺に有料駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法
自動車でも公共機関でも問題ない

奈良市雑司町406-1


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