法然寺(浄土宗)
五重塔
24.24m
指定無し
(2011年 平成23年)


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法然寺 五重塔
Honenji Temple

法然寺は建永2年(1207年)に讃岐に配流された浄土宗開祖法然が、立ち寄って 居住した那珂郡小松荘生福寺の遺跡である。
 寛文8年(1668年)には徳川光圀の実兄にあたる高松藩初代藩主松平頼重が、戦乱で荒れ果てていた生福寺を法然寺と改名して、 現在地に移転・建立したという。
 この五重塔は、平成23年に法然上人八百年大遠忌・親鸞聖人七百五十遠忌の記念として建立された。 松平頼重公寄進の仏舎利を祀っていうという。


(仏塔訪問日記)

この五重塔は平成23年に完成したばかりの新しいものだが、その建立プロジェクトの発端は江戸時代初期に遡るという。 その発起人こそが、戦乱で荒れ果てていた生福寺を法然寺と改名して現在地に建立した松平頼重だったということであるから、 この五重塔建立は実に300年の悲願だったようだ。

昭和から平成にかけて、コンクリート造りの簡素な仏塔が多く建てられたが、大阪府富田林市の願昭寺五重塔や、 この法然寺五重塔のように、一切の妥協を許さず、古い仏塔を参考に、従来伝統工法に基づいて建造されるものも増えてきているようだ。
 それはいい傾向だとは思うが、過去の名塔を手本にするあまりに、大正時代までは存在していた、その時代ごとの仏塔の特徴及び独自性が、昭和平成の仏塔には 存在していない気がする。


初回訪問&撮影日 2012年02月11日


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法然寺への交通アクセス
コトデン琴平線「仏生山駅」より徒歩約20分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

法然寺へのおすすめアクセス方法
広々した駐車場があるので自動車が行きやすい。

住所
香川県高松市仏生山町字仏生山甲3215番地

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