国宝 春日大社本社本殿 (奈良市)



春日大社
本社本殿
国宝
1863年(文久03年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

平城京遷都の710年(和銅3年)、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の御蓋山(みかさやま)に遷して祀り、春日神と称したのに始まる。 社伝では、768年(神護景雲2年)に藤原永手が鹿島の武甕槌命、香取の経津主命と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神を併せ、御蓋山の麓の四殿の社殿を造営したのをもって創祀としている。
 本殿は、春日造の本殿が四殿並んで建っており、第一殿に武甕槌命、第二殿に経津主命、第三殿に天児屋根命、第四殿に比売神が祀られている。 拝殿はなく、一般の参拝者は幣殿の前にて、初穂料を納めて特別拝観を申し込んだ場合は本殿前の中門から参拝することになる。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

上の写真では、どんな建物なのかさっぱり分からないだろうが、一応行ったという証拠のために紹介。
 奈良の国宝建造物は、京都の国宝建造物に比べて、開かれた印象があり、撮影を禁止されたものなどは少ないが、 中にはこの春日大社本社本殿のように、立地の関係上、撮影自体が困難なものもある。
 そもそも、日本各地の神社における、『本殿』と呼ばれる建造物自体、神を祀る社内で最も神聖な場所であり、拝殿・幣殿や森などに 囲まれて人目を避けるように建っていて、実質的には非公開状態のものが多くあるようだ。


初回訪問日&撮影日 2012年07月22日

(※国宝建造物撮影ポイント)

正面からの撮影は禁止されている。 しかし正面からでも本殿全体は見ることが出来ない。
 写真は向かって左側にまわり柵の隙間から撮影した。  ただし大きな柵に阻まれて建物背部の一部分しか撮影できなかった。
 希に特別公開されるが、その際も撮影は禁止されている。
 そもそも神社とは、建物を撮影するために来る場所ではなく、お参りに来る場所なのだと無言で訴えられている気分になる。



アクセス
近鉄奈良線から奈良交通バス春日大社本殿行に乗り、「春日大社本殿」下車すぐ

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
自動車か公共機関どちらでも問題ない。または近鉄奈良駅から直接徒歩でも30分くらい。

住所
奈良市般若寺町221


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る
国宝建造物が複数ある場合は代表地点を表示

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示