国宝 妙法院庫裏 (京都市東山区)


妙法院(天台宗)
庫裏
国宝
桃山時代

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(歴史)

妙法院は比叡山上にあった坊(小寺院)がその起源とされ、初代門主は最澄とされている。その後、平安時代末期、後白河法皇の時代に洛中に移転し、一時は綾小路小坂(現在の京都市東山区・八坂神社の南西あたりと推定される) に所在したが、近世初期に現在地である法住寺殿跡地に移転した。
 庫裏は寺院の台所兼事務所の役割を果たす建物である。 豊臣秀吉が方広寺大仏殿の「千僧供養」を行った時の遺構とされ、 これを始修した文禄4年(1595)の建立と伝わる。 その規模は、梁間13間、桁行12間で棟高60尺もあり、本瓦葺入母屋造り、 正面に唐破風の玄関を設けている。 内部は自然木を巧みに応用した豪快な造りで、桃山期の代表的名建築と言われている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

台所が国宝に指定されているのはここが唯一ではないだろうか。
 しかし台所だからと言ってあなどるなかれ。 その力強い 雰囲気は、寺院建築というより城郭建築に近い気がする。
 もし突然敵が攻めて来ても、この建物の中に籠城すれば助かりそうですらある。
 いわば、日本一豪快な台所と言えるかもしれない。


初回訪問日&撮影日 2012年06月07日

(※国宝建造物撮影ポイント)
外観は自由に撮影可能。




アクセス
京阪電気鉄道「七条駅」から徒歩約10分
又は京都市営バス「東山七条」バス停(急行100・202・206・207・208系統)下車すぐ

駐車場 有

国宝建造物巡りドライブ難易度 (★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

国宝建造物巡りおすすめアクセス方法

七条駅から徒歩で三十三間堂豊国神社と合わせて巡るのがおすすめ

住所
京都市東山区妙法院前側町447


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