明王院 五重塔
国宝
(1348年 南北朝時代)
29.1m

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明王院 五重塔(Myoo-in Temple)

寺伝では明王院の前身である「常福寺」は807年(大同2年)に空海(弘法大師)に よって創建されたとするが、伝承の域を出ないらしい。
 1348年(南北朝時代)に建立された五重塔は、純和様であり、相輪の刻銘には、この塔が当時の繁栄した草戸千軒 (川底に埋もれた中世遺跡として著名)の経済力を背景に、 ささやかな民衆の浄財を募って建立されたことが明記されているという。


(仏塔訪問日記)

国宝『明王院五重塔』についてはもはや、いい感想が思い浮かばない。私のような青二才が、この威厳に満ちた五重塔の 素晴らしさをどれだけ表現して並べても、その素晴らしさの半分も伝えられないだろう。

国宝に指定されている30基の仏塔はどれも、古さを抜きに考えても、他の仏塔とは別格の存在感を醸し出している。 そんな別格の国宝仏塔群を見てきた私の初見のインパクトは、この明王院五重塔が一番だった。
 たまたま興味を持って、日本全国の 仏塔を巡ってるうちに、こんな素晴らしい明王院五重塔に到達できたことを幸せに思う。

余談だが、私が参拝した時に、たまたま来てたカップルは、その彼氏の方が興奮気味に五重塔や本堂の写真を撮っているのに対して、彼女の方は というと、ほとんど境内に入らずに山門の外で 退屈そうに待っていた。
 どんなにありがたい国宝建造物も、興味が無い者にとってはただの古い建物でしか無いのであろうか。



初回訪問&撮影日(2010年08月16日)


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実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


五重塔(国宝)


本堂(国宝)




五重塔(国宝)


書院(県指定重文)


交通アクセス

JR山陽本線「福山駅」から徒歩40分またはタクシー10分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
駅から遠いので歩くと少し大変である。
広々とした駐車場があるので自動車がおすすめ

住所 広島県福山市草戸町1473


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