根来寺 大塔
国宝
(1547年 室町時代後期)
37m

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根来寺 大塔 室町時代

詳しくは一乗山大伝法院根来寺と号する。本尊は大日如来、開山は覚ばん上人(興教大師)である。
 この大塔は、文明12年(1480年)頃から建築が始まり、半世紀以上経た天文16年(1547年)頃に竣工したと考えられている。


(訪問日記)

いくつかの普通サイズの多宝塔を見てからこの根来寺大塔を見ると、その巨大さが際立って見える。

戦国時代の根来寺一帯は、秀吉が恐れた武装僧兵集団『根来衆』の本拠地であった。
 根来寺大塔は、秀吉の『根来攻め』の舞台になって、他のほとんどの堂宇が焼失し、自らも多数の銃弾を受けるも、倒れず残った非常に 貴重な建物である。

信長や秀吉をも恐れず勇敢に戦った『根来衆』の象徴的仏塔で、非常に武骨で、男性的な仏塔だといえる。

私が訪れたのは桜が満開の頃で、花見客の車の列が何キロも連なり、到着に時間がかかった。
 花見客の大半は、お寺の外に咲いている桜が目的のようで、参拝料を払って境内に入る人は少なかった。
 お寺が目当ての人は、花見の時期は避けた方が無難かもしれない。



初回訪問&撮影日(2010年4月3日)


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実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。




交通アクセス

JR阪和線「和泉砂川駅」より南海バス「近畿大学」行き
「根来寺」下車すぐ

南海本線「樽井駅」より南海バス「近畿大学」行き
「根来寺」下車すぐ

駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
本文でも触れたが、桜の時期は花見目的の自動車が長蛇の列をなす。桜目当てでないなら、他の時期に自動車で行くのが おすすめである。

住所
〒649-6202 和歌山県岩出市根来2286


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