国宝 霊山寺本堂 奈良県奈良市


霊山寺
本堂
国宝
1283年(弘安06年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

奈良時代にインド僧・婆羅門僧正が行基の協力を受けて建立したのがこの寺の起こりとされている。
 鎌倉時代には北条時頼に多くの寺領を与えられ、伽藍の大修理などが行われた。 その後、豊臣秀吉、徳川幕府にも多くの寺領を下付され、一時は、寺勢21か坊を数えたという。
 しかし、明治維新の廃仏毀釈により、伽藍の規模を半減され、およそ二百体もの貴重な仏像が焼却された。
 本堂は、弘安6年(1283年)に改築、昭和17年に解体修理が行われた鎌倉時代の代表的建造物である。
 本尊は薬師如来、その両脇に日光・月光菩薩像を安置する。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

寺院内にはバラ庭園やゴルフ練習場などを併設し、温泉宿泊施設まであるので、一見、近年に創建された新しい寺院に 見えてしまうが、長い歴史を持つ貴重な寺院である。 特にこの本堂は、鎌倉時代和様建築の代表作と言われ、 内部は開放的な雰囲気である。
 寺院が、ゴルフ場や温泉施設など多角経営している点には色々賛否があるようだが、 本堂や三重塔、鐘楼などの古い堂塔に関しては、とても大事に維持管理している印象である。
 時代の流れに翻弄され続けたこの霊山寺であるだけに、寺院の維持管理のために、色々な経営をしてその経費を捻出ではないだろうか。
 だから外部の関係ない者がそういう多角経営を批判するのはお門違いと言えるのかもしれない。


初回訪問日&撮影日 2010年02月03日

(※国宝建造物撮影ポイント)

外観は自由に撮影可能


三重塔(重要文化財)

アクセス
近鉄富雄駅から奈良交通バス若葉台・近鉄奈良駅行きで8分、霊山寺下車、すぐ

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
自動車がおすすめ

住所
奈良県奈良市中町3873


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る
国宝建造物が複数ある場合は代表地点を表示

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示