国宝 新薬師寺本堂 (奈良市)


新薬師寺
本堂
国宝
奈良時代

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(歴史)

新薬師寺は、天平19年(747年)に聖武天皇の病気平癒を祈願して、お后の光明皇后によって創建された。
 創建時の新薬師寺は金堂、東西両塔などの七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院であったが、次第に衰退した。 その後 鎌倉時代には華厳宗中興の祖である明恵が一時入寺し、復興。 現存する本堂以外の主要建物は鎌倉時代のものである。
 現在の本堂は様式からみて奈良時代の建築だが、本来の金堂ではなく、他の堂を転用したものとされている。  堂内には薬師如来坐像(国宝)と、それを取り囲むように十二神将立像(国宝一部補作)が安置されている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

春日大社の参拝を終えて、歩くことおよそ20分。 奈良市の中心部から少しだけ離れた住宅地の中にあるこの 新薬師寺に到着した。
 参拝料を払って南門から中に入ると、非常に簡素な印象の本堂が正面に建っていた。 この本堂はもともとの本堂ではなく、 修法を行うためのお堂だったものを、後年に転用したとのことである。 正直なところ、かつて大伽藍を有した新薬師寺に古くから残る本堂としては、 ほんの少し小さいかなと思ったが、そういう事情を知ると少し納得である。 そして内部に入ると、太い柱や なだらかな屋根の内側など、奈良時代建造物の力強くおおらかな印象が伝わり、小さくても、格式高い新薬師寺の本堂として決して恥じぬ すばらしい建造物であることがわかった。
 そして何よりも圧巻なのは、本堂内部に安置された『薬師如来坐像』と、その如来様を守るように周囲を取り囲む『十二神将立像』 である。
 最近密かな仏像ブームということで、この日も若い女性など数多くの参拝者が訪れていたが、 この迫力ある数々の像を観ていたら、仏像に憧れる気持ちもよく理解できた。
 そして帰りにならまちを歩いていると、仏像フィギュアのガチャガチャがあったので、影響されて挑戦してみると、 見事に新薬師寺十二神将の一人、『伐折羅大将像』をゲットした。
 新薬師寺の仏像の数々はもちろん撮影禁止なので、その代わりにゲットした仏像フィギュアをお見せしたい。


初回訪問日&撮影日 2012年07月22日

(※国宝建造物撮影ポイント)

外観は自由に撮影可能


東門(鎌倉時代初期 重要文化財)

南門(鎌倉時代 重要文化財)

南門から見た本堂(奈良時代 国宝)

鐘楼(鎌倉時代 重要文化財)

地蔵堂(鎌倉時代 重要文化財)

本堂(奈良時代 国宝)

十二神将像の『伐折羅大将像』のフィギュア
300円にしてはなかなかリアルである。

パンフレットに紹介されていた本堂内部の写真
アクセス
JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス外回りで「破石町」下車、 徒歩15分

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
駐車場は狭く先客が使用していたら使えないが、徒歩数分の場所に民営有料駐車場があるので そこを利用する手もある。

住所
奈良市高畑町1352


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