国宝 東大寺鐘楼 (奈良県奈良市)


東大寺(華厳宗大本山)
鐘楼
国宝
鎌倉時代前期

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

東大寺は728年に聖武天皇が建立した金鐘寺を始まりとする。  そこで天皇は、良弁(のちの東大寺初代別当)を筆頭に智行僧九人を住持させる。  741年に聖武天皇自身が各地に国分寺の建立を命じた際、金鐘寺を大和国分寺として金光明寺と称した。  745年に大仏をはじめ伽藍の造園が開始された時期に東大寺という名称になる。
 鐘楼は、中で吊るす梵鐘と共に752年頃に建造されたという。 現在の鐘楼は鎌倉時代の前期に栄西が再建したものであるが、 梵鐘は創建当時のものを使用している。 この鐘楼は古い大仏様を継承しつつも細部に禅宗様の特徴が見られ、26.3トンもある梵鐘を 吊るしている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

この鐘楼には中に入ってその梵鐘を下から覗くことができる。 梵鐘は過去に数度落下したことがあるらしいが、26.3トンもある鐘が 上から降ってくることを、一瞬想像したらゾッとした。
 この日は鐘楼の中でおっさんが鹿せんべいや東大寺グッズを売っていた。 どの角度から撮影してもそのおっさんがちゃっかり写ってしまい、正直なとこジャマだった・・・。


初回訪問日&撮影日 2012年01月15日

(※国宝建造物撮影ポイント)

色々な方向から自由に撮影可能


鐘楼(国宝)

中で吊るされるこの梵鐘は26.3トンもある。
アクセス
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

近鉄「奈良駅」から徒歩20分

駐車場 周辺に有料駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

奈良市雑司町406-1


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る

国宝建造物が複数ある場合は代表地点を表示


より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示