国宝 東福寺 龍吟庵方丈 京都府




東福寺(臨済宗大本山)
龍吟庵方丈
国宝
1387年(嘉慶元年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

摂政九条道家が、奈良における最大の寺院である東大寺と、奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で、 「東」と「福」の字を取り、京都最大の大伽藍を造営したのが東福寺である。 嘉禎2年(1236)より建長7年(1255)まで9年を費やして完成した。
 龍吟庵は東福寺塔頭の一つである。 東福寺第三世住持・大明国師の住居跡で、境内地中より国師の遺骨を納めた骨蔵器が発見された ことで、ここに墓所が営まれていたことが確認された。 単層入母屋造でこけら葺のこの方丈は、室町時代初期の作で、わが国現存最古の方丈建築である。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

この日はこの「龍吟庵方丈」の特別拝観の他に、「東福寺三門」の特別拝観も行われていた。 だから東福寺境内を隈なく拝観しようと 思えば、「方丈庭園」や「通天橋・ 普門院」と合わせて、4回も拝観料を払わなければならず、合わせたら結構な額になってしまった。


初回訪問日&撮影日 2012年03月15日

(※国宝建造物撮影ポイント)

建物内部は撮影禁止である。公式HPやパンフレットには、庭に下りて撮ったと思われる建物の全景の写真が紹介されているが、
一般観光客が庭に下りることはもちろんできない。
偃月橋手前からか、特別拝観時に、出てすぐの場所から塀越しに屋根部分を撮影するしかない。
ちなみに龍吟庵は普段は入ることができないので、特別拝観時期は公式サイト等で確認を要する。


西庭(龍の庭)

開山堂 大明国師坐像(重文鎌倉時代)を安置

正面に足利義満筆「霊光」の扁額が掲げられている

偃月橋(重要文化財)
交通アクセス

JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車徒歩10分

駐車場 有(特別拝観期間中など閉鎖される期間があるので要注意
詳しくは公式HPなどで)

仏塔巡礼ドライブ難易度 (★★)

(★1つ)非常に易しい
(★2つ)易しい
(★3つ)ふつう
(★4つ)難しい
(★5つ)非常に難しい

おすすめアクセス方法
駐車場は特別拝観の時など閉鎖されることがあるうえに、 大寺院の割に広くないので、 電車によるアクセスがおすすめである。
龍吟庵に関しては普段は非公開である。
特別公開の時期は公式HP等で確認を要する。

住所
京都市東山区本町15丁目778

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る