東観音寺(臨済宗妙心寺派)
多宝塔
重要文化財
(1528年 室町時代後期)
12.15m

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東観音寺 多宝塔 Tokannonji Temple

東観音寺は、天平5年(733)行基の開創と伝わる。 かつては真言宗の寺院だったが、現在は臨済宗に改められている。
 もともとは海の近くにあった寺領が、津波の難を避けるため、正徳6年(1716)に現在地に移されたという。
 多宝塔は、大永8年(1528)の建立。塔高を低く抑えられており、重厚感を醸し出している。


(仏塔訪問日記)

この日は、私の住む大阪を朝7時に出発し、掛川城(静岡県掛川市)から、油山寺(静岡県袋井市)→長篠城址(愛知県新城市) →東観音寺(愛知県豊橋市)の順で立ち寄りながら帰ってくるというドライブルートを考えた。
 結構な走行距離だったが、三か所目の長篠城址までは、非常にスムーズに到着した。
 この調子で、この東観音寺にも4時くらいに到着する予定にして長篠城址を出発したのだが、途中で物凄い渋滞に 巻き込まれ、東観音寺に到着した時には夕方の5時半になっていた。
 愛知県内の渋滞の酷さは、噂には聞いていたのだが、ここまですごいとは予想外だった。 
 東観音寺に着いたの時には辺りは既に真っ暗に・・・。
 私の仏塔巡り史上初の、暗闇撮影となってしまったが、 それはそれで、貴重な体験である。 写真の出来は別としてではあるが・・・。

暗闇で分かりづらくはあったが、愛知県の多宝塔に多い木製の亀腹により、全身が茶色一色に統一された、 非常に重厚感のある多宝塔である。
 この東観音寺多宝塔訪問をもって、愛知県内の屋外重文仏塔10か所すべてを巡ることができた。


初回訪問&撮影日 2011年11月25日


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@山門

山門に到着した時にはすでに真っ暗に。 もう少し遅れていたら懐中電灯が必要だったかもしれない。


A境内

写真では明るく見えるが実際は暗闇だった。 境内は参拝自由なので真夜中でも参拝可能だが、参拝はやはり、日の出てる間にしたいものである。


B多宝塔(重要文化財)

完全な真っ暗闇になる前に、矢継ぎ早に 撮った写真はどれもピンボケ気味。 明るい時間帯にもう一度来たいが、あの渋滞を考えたらそれはかなり 先の話になるだろう。


C長篠城址史料保存館(東観音寺とは無関係)

東観音寺に来る前に立ち寄った。 これは長篠城址地に建造された史料館で、日本100名城スタンプポイントでもある。  長篠城の遺構は全く残っていないが、なかなか興味深い史料が展示されている。


D長篠城本丸跡(東観音寺とは無関係)

長篠城址には、当時の建物はもちろん、石垣すら残っていないが、堀や土塁などによりどこに何が建っていたかはわかるようになっている。

交通アクセス
「二川駅」から車で15分くらい


駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★一つ)・・・非常に易しい
(★二つ)・・・易しい
(★三つ)・・・ふつう
(★四つ)・・・難しい
(★五つ)・・・非常に難しい

(おすすめアクセス方法)
自動車によるアクセスがおすすめだが、周辺道路は非常に混むので時間に余裕をもって行った方がいい。

(住所)
愛知県豊橋市小松原町坪尻14

より大きな地図で 日本国宝&重文指定主要仏塔マップ を表示

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