東南院多宝塔 Tonanin Temple

伝承によると、吉野山東南院の開基は役行者という。古い霊地霊山には東南院あるいは、東南寺という 名の寺院があることが多いが、これは、霊山を開くときに中心となる伽藍(吉野山の場合は金峯山寺である。) を建て、そこから巽(東南)の 方角に当たる所に寺を建て、一山の安泰と興隆を祈願したためである。
 多宝塔は明治初年まで、紀州野上の八幡宮境内にあったものを、 昭和十二年に移築されたものである。


(仏塔訪問日記)

下千本駐車場から金峯山寺を経て、如意輪寺へ歩いている途中で見えてくる多宝塔である。

もともと江戸初期に和歌山に建てられたものを、昭和初期に移築された塔である。

それにしても吉野山周辺は道が狭く、駐車場が少ないように思う。 この日は如意輪寺まで徒歩で行くはめになったが、結構距離があるので、軽い気持ちで行くとしんどい思いをするだろう。


初回訪問&撮影日 2010年05月08日


交通アクセス

近鉄「吉野駅」からロープウェイ「吉野山」下車徒歩10〜15分

駐車場 寺には無 吉野山下千本駐車場から徒歩15分〜20分

仏塔巡礼ドライブ難易度(下千本駐車場まで)易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所

奈良県吉野町吉野山2416
おすすめアクセス方法

自動車か公共機関どちらでもいいと思うが、桜の時期は吉野山内の狭い道が大混雑するので、 公共機関で来た方がいいだろう。
自動車で来る場合、下千本駐車場より先は道路が狭く、ちゃんとした駐車場が無いので注意。