国宝 唐招提寺講堂 (奈良県奈良市)


唐招提寺(律宗総本山)
講堂
国宝
奈良時代(8世紀後半)

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(歴史)

『続日本紀』等によれば、唐僧・鑑真は、天平宝字3年(759年)8月、 新田部親王の旧宅跡を朝廷から譲り受け、戒律の専修道場を創建した。これが現在の律宗総本山唐招提寺のはじまりである。
 講堂は、鑑真が唐招提寺を開創するにあたり、平城京東朝集殿を朝廷より賜り移築したものである。本尊は弥勒如来坐像(鎌倉時代 重要文化財)の他、 持国天・増長天(奈良時代 重要文化財)を安置する。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

この講堂は、奈良時代宮廷建築唯一の遺構として、実質的には金堂が建造される前から存在していたという。
 講堂として使用されるに伴い大幅な改修が行われ、鎌倉時代の建治元年(1275年)にも大改造が行われているので原型をとどめていないが、 金堂と並ぶ貴重な建造物である。
 唐招提寺は、金堂や講堂のように低層で広々した建造物が多いので、とても開放的な印象である。 もし、享和2年(1802)まで存在したという五重塔 が残っていたら、寺院景観にメリハリがついて、また違った印象になっていたかもしれない。


初回訪問日&撮影日 2012年02月01日

(※国宝建造物撮影ポイント)
 正面をはじめ、色々な角度から自由に撮影可能

講堂(国宝)

礼堂・東室(重要文化財)
アクセス
近畿日本鉄道橿原線「西ノ京」駅下車徒歩8分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

奈良市五条町13-46


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