国宝 石手寺二王門 愛媛県松山市


石手寺
二王門
国宝
1318年(文保02年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

石手寺は四国八十八箇所51番礼所であり、寺伝によれば728年に勅宣により大領・越智玉澄が伽藍を創建。
 天平元年(729年)には、行基が薬師如来刻んで本尊として安置して開基したという。
 その後、河野氏の庇護を受けて平安時代から室町時代にかけて栄えたが、永禄9年(1566年)に長宗我部元親による兵火をうけ建物の大半を失う。  しかし、本堂や仁王門、三重塔は焼失を免れている。
 三間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺きのこの二王門は、鎌倉期の傑作とも言われる。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

石手寺はこの国宝二王門を始め、三重塔や本堂など数多くの重要文化財指定建造物を有する四国でも有数の古刹である。
 特にこの二王門は鎌倉期の傑作として国宝に指定されているのだが、狭い土産物店街通りの奥に建つ姿は、国宝っぽく見えなかった。
 いい意味で庶民的、悪い意味でB級スポット風である石手寺境内において、 古くて貴重な二王門や三重塔の方が、場違いになってしまっているのだろうか。


初回訪問日&撮影日 2011年03月28日

(※国宝建造物撮影ポイント)

自由に撮影可能


三重塔(重要文化財)

本堂(重要文化財)
アクセス
JR予讃線「松山駅」から伊予鉄道バス「石手寺」下車徒歩3分

伊予鉄道「道後温泉駅」より徒歩15分

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度 ふつう(★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

住所
〒790-0852 愛媛県松山市石手2-9-21


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示