長保寺 多宝塔
国宝
(1357年 南北朝時代)
13.4m

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長保寺 多宝塔 Chohoji Temple

長保寺は、長保2年(1000)に一条天皇の勅願をうけて性空上人により創建され、鎌倉時代に現在の伽藍の姿が整ったという。
 また、紀州藩主紀州徳川家歴代の墓所(国の史跡)がある寺として知られている。
 この多宝塔は、正平12年(1357年)南北朝時代の建築。本瓦葺である。


(仏塔訪問日記)

本堂・塔・大門と、三つ揃って国宝の寺は、法隆寺とこの長保寺だけだということ、一条天皇の勅願により長保2年(1000年)に 創建されたが、後に紀州徳川家の菩提寺となり、その大名墓所となったことなどなど、なかなか興味深い話を、受付のお婆さんがしてくれた。

長保寺多宝塔は、国宝の仏塔の中ではどちらかといえば知名度は低い気がするが、私が仏塔に興味を持ち出してかなり初期の頃に、 数少ない国宝多宝塔が和歌山にあると知り、南部梅林へ行った帰りに訪れたので、かなり思い入れも深い。

この時は、時間の関係で藩主廟所をすべて回ることが出来なかったが、いつかまた訪れて、すべてを回り、もっと仏塔に 詳しくなって、この多宝塔の良さを再認識してみたいものである。



初回訪問&撮影日(2010年2月4日)


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実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


大門(国宝)



本堂(国宝)



多宝塔(国宝)

アクセス
JRきのくに線 下津駅より徒歩30分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
比較的広々した駐車場があり、分かりやすい場所にあるので
自動車がおすすめ

和歌山県海南市下津町上689

より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示

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