国宝 旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮) 東京都港区




旧東宮御所
(迎賓館赤坂離宮)
国宝
1909年(明治42年)

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(歴史)

迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、 明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる。)として建設されたもので、 片山東熊をはじめとした当時日本の 一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本唯一のネオ・バロック様式の宮廷建築である。
 戦後はその「旧赤坂離宮」を迎賓館として改修することになり、世界各国の国賓、公賓が宿泊したり、 政財界要人との会談などが行われるなど、様々な外交活動の舞台となっている。

明治以降に建てられた建造物としては初めての国宝であり、これをきっかけに今後、 明治以降の建造物の国宝指定がすすんでいくと思われる。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

この日は通常非公開である迎賓館赤坂離宮の前庭が一般公開され、 普段は見学できない国宝建造物、迎賓館赤坂離宮を近くで見学しようと、 数多くの観光客たちが前庭をうめつくしていた。
 その『迎賓館赤坂離宮前庭一般公開』の情報を、三日前にたまたま内閣府のHPで知った私は、 急遽、11月下旬に入れていた計画年休をその日に変更し、新幹線に乗ってわざわざ東京までやってきたわけである。

ところで、日本全国に国宝に指定された建造物は数あれど、その中で洋風建築は、長崎県の大浦天守堂と、この迎賓館赤坂離宮の2件だけである(2013年時点)。  ということはそれら2件はどちらも、日本最古ではないにしろ(※大浦天主堂は日本のキリスト教教会堂としては最古である)、最も歴史的価値の高い洋風建築の一つであるといえるだろう。
 そういう価値を知ってか知らずか、雨にもかかわらず、私を含めた老若男女多くの人々が訪れて、前庭や門の周辺など、あちこちで撮影大会状態・・・。  どこから建物の写真を撮っても、傘をさして記念撮影をしている人が写りこんでしまうことになり、正直言って、建物を美しく撮影できる雰囲気ではなかった。
 となるとやはり、年に一度の内部公開の抽選に応募して当選して、その日にゆっくりと建物外観を撮影すべきということになるのだろうが、 はっきり言って関西在住の私にはそんな抽選に応募する余裕などないし、おそらく在住する地域が遠い影響で落選する可能性が高いのではないだろうか?  というわけで、次にここに来るのは遥か先の話になるのは間違いないだろう。

何にせよ、目的である迎賓館赤坂離宮を近くで見学してその外観の撮影はできたのだし、パンフレットももらえたのだから満足と言えば満足である。  私は次の目的地である、文京区の椿山荘三重塔へ向けて、東京メトロに乗り込んだ。


初回訪問日&撮影日 2014年11月08日

(※国宝建造物撮影ポイント)

通常は非公開なので、まずは迎賓館参観の時期を調べて応募し当選する必要があり、 その際に前庭から外観を撮影する。 しかし建物内部は撮影禁止である。
 また、前庭から撮影するだけなら、建物内部の見学は出来ないが 迎賓館赤坂離宮の前庭公開の時期に合わせて行ってもいい。
 日程等詳細は公式HPで。







アクセス JR中央線・総武線『四ツ谷』駅、または東京メトロ南北線、丸ノ内線『四ツ谷駅』から徒歩7分

駐車場 無

国宝建造物ドライブ難易度 (―)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

おすすめアクセス方法

駐車場はないので電車で来るのが普通である。

住所
東京都港区元赤坂2丁目1番1号



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