国宝 法隆寺東院夢殿 (奈良県生駒郡斑鳩町)


法隆寺(聖徳宗総本山)
東院夢殿
国宝
739年(天平11年)

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(歴史)

法隆寺は、607年(推古天皇15年)に用明天皇の遺志を継いでその息子である聖徳太子が建立したとされる。  しかし日本書紀によると、創建時の法隆寺は、670年(天智天皇9年)の大火で焼失し、それから間もなく再建されたのが、 現在の西院伽藍である。
 さらに739年には、高僧行信が、聖徳太子が住んでいた斑鳩宮跡に、東院伽藍を建造し、大寺院として大いに発展し、今日までその姿を残している。
 東院伽藍の中心にあるこの夢殿は、奈良時代に建立された八角円堂である。 内部には長年秘仏とされてきた救世観音像(聖徳太子の 等身像とされる国宝)を安置している。 その像は現在でも春と夏の一定期間しか公開されていない。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

聖徳太子の遺徳を偲んで739年に建てられた東院伽藍夢殿は、西院伽藍の建造物群とはまた違った存在感がある。
 現存している八角堂は、全国でも非常に数が少ない。 そしてそれら非常に数が少ない八角円堂の中でも、奈良時代から 現存しているのはこの夢殿と、奈良県栄山寺の八角堂のみである。
 古くからこの八角形という形は、仏堂や仏塔などに用いられてきたようだが、八角形という形にはどういう意味があったのだろう。


初回訪問日&撮影日 2011年10月11日

(※国宝建造物撮影ポイント)
 色々な方向から自由に撮影可能

法隆寺内の国宝建造物群



五重塔(国宝)

東院伝法堂(国宝)

中門(国宝)

東院夢殿(国宝)

金堂(国宝)

東院鐘楼(国宝)

南大門(国宝)

三経院及び西室(国宝)

西円堂(国宝)

大講堂(国宝)

聖霊院(国宝)

網封蔵(国宝)

食堂(国宝)

東大門(国宝)

鐘楼(国宝)

経蔵(国宝)

廻廊(国宝)

東室(国宝)
アクセス
JR「法隆寺」駅から徒歩20分
又はバス「法隆寺門前」行き、「法隆寺門前」下車徒歩7分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★1つ)・・・非常に易しい
(★2つ)・・・易しい
(★3つ)・・・ふつう
(★4つ)・・・難しい
(★5つ)・・・非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

住所

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1


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