国宝 上醍醐寺清瀧宮拝殿 (京都市伏見区)


醍醐寺(上醍醐)(真言宗醍醐派総本山)
清瀧宮拝殿
国宝
1434年(永享06年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

874年空海の孫弟子にあたる理源大師聖宝が准胝観音並びに、 如意輪観音を笠取山頂上に迎えて開山、聖宝は同山頂付近を「醍醐山」と名付け、後に「上醍醐」と呼ばれるようになる。  本堂や五重塔周辺の大伽藍は、後に醍醐天皇が醍醐山麓の広大な平地に発展させた「下醍醐」と呼ばれる場所であり、 上醍醐と下醍醐は険しい山道で隔てられ、徒歩で一時間は有するという。
 清瀧宮拝殿は1434年(室町時代)に建てられた寝殿造りの建物で、前面が崖にさしかかる懸造りの構造になっている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

醍醐寺の中でも、清瀧宮拝殿や薬師堂がある「上醍醐」と呼ばれる場所へ来るには、片道1時間前後、 急な山道をハイキングをしなければならない。 この日は比較的涼しい日だったがそれでも大量の汗をかき、 翌日はかなりの筋肉痛だった。 さすがは西国礼所最大の難所と呼ばれているだけはある。  醍醐寺や三宝院へ来たついでにと、軽い気持ちで登ってたら、エライ目にあっていただろう。
 山道にトイレや自販機はほとんどないので、最低限トイレは済まし、水筒等は必携である。
 その山道ハイキングのしんどさは、以前に多宝塔見物のために行った金胎寺を思い出した。
 それだけ苦労して登った分、始めにこの清瀧宮拝殿を見た時の達成感はなかなかのものである。 ただしホッとしたのも束の間、 清瀧宮拝殿から一番奥の開山堂(重要文化財)までも、かなりの距離があるので注意が必要である。


初回訪問日&撮影日 2012年06月07日

(※国宝建造物撮影ポイント)
外観は自由に撮影可能

清瀧宮拝殿(国宝)

清瀧宮拝殿(国宝)

清瀧宮拝殿(国宝)

薬師堂(国宝)

五大堂

如意輪堂(重要文化財)

開山堂(重要文化財)

開山堂(重要文化財)
アクセス
地下鉄醍醐駅より徒歩10分(JR・京阪・地下鉄)山科駅より京阪バス「醍醐三宝院」下車すぐの 醍醐寺(下醍醐)から約1時間の登山

駐車場 無

仏塔巡礼ドライブ難易度 (―)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

国宝建造物巡りおすすめアクセス方法
アクセスは必然的に醍醐寺女人堂から徒歩の登山となるのだが、 片道50分〜1時間以上は見ておいた方がいい。
水筒必携。トイレはすませておくこと

京都市伏見区醍醐醍醐山


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る
国宝建造物が複数ある場合は代表地点を表示

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示