国宝 神魂神社本殿 島根県松江市




神魂神社
本殿
国宝
1583年(天正11年)

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(歴史)

神魂神社(かもすじんじゃ)は、出雲国造の祖、天穂日命が降臨し創建したと伝えられる。
 ただし、文献における初見は承元2年(1208年)の鎌倉将軍下文であり、実際の創建は平安時代中期以降とみられている。
 現在の本殿は正平元年(1346)の再建とされ、柱からは墨書も見つかっているが、実際には天正11年(1583年)の再建と考えられている。
 どちらの年代にせよ、現存する最古の大社造である点は変わりない。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

同じ大社造りである出雲大社本殿は、普段から柵があり全体像が見えづらいのに対して、この 神魂神社本殿の外観は、様々な角度から自由に拝観できる。
 この本殿の特徴は、屋根の千木(ちぎ)の先端が水平に切ってある事であり、 これは祭神が女神である事を示すという。
 それに対して、出雲大社本殿は千木の先端が垂直に切ってあり、 これは祭神が男神である事を示すという・・・。

・・・以上の情報は、他の参拝者に対して、地元のタクシー運転手が説明していた内容である。
 観光地化されていないこの神魂神社では参拝客もまばらだったが、全国に少なからずいる、国宝建造物 マニアにとっては、絶対に訪れるべき場所であろう。 最古の大社造りであるこの本殿を拝観するためだけにでも、この地を 訪れる価値はある。


初回訪問日&撮影日 2012年10月30日

(※国宝建造物撮影ポイント)

外観は自由に撮影可能


鳥居

右は貴布祢稲荷両神社本殿(重要文化財)


アクセス
JR松江駅から一畑バス八雲行で18分、風土記の丘入口下車徒歩10分

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

住所
島根県松江市大庭町563


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